Another Days

tomorrow's another day、some say …

グルーナ、スタンレー

【水曜の女たち】アンナ・リッゾ

グルーナ(Grootna~tは読まない気がするので、こう書きますが昔はグルーツナとか書かれてました)は、71年にJAのマーティ・バリンのprodでColumbiaからデビューした6人組のシスコバンド。メンバーには後にマーティのボデイシャスDFに参加するヴィック・スミス(g)やエッグス・オーヴァー・イージーのオースティン・デローンの変名スリム・チャンス(g)、元カントリー・ジョー&ザ・フィッシュのグレッグ・デューイー(ds)らが参加。紅一点のアンナ・リッゾの歌声はグレイスほどではありませんが存在感あります。音的には当時のシスコの音で、泥くさいスライドの入ったブギ、ブルージーなものまで多彩。ジェームズ・モンゴメリー・バンドやアリス・スチュワートなどのカヴァーもやってます。一番お気に入りはジョーン・バエズ的なスチュワートのカヴァーの"Full Time Woman"で、リッゾの伸びる歌声が印象的です。当時日本盤LPがCBSソニーから出たかは不明。とにかく謎の多いバンドです。

https://www.youtube.com/watch?v=bac8DaJOfd0

 

【名曲リレー2684】gypsy#2

■Gypsy Eyes / Michael Stanley Band(’75)

ジョー・ウォルシュと親交があったオハイオ出身のssw、マイケル・スタンレーはジョーとの旧知のビル・シムジクのTumbleweedというマイナー・レーベルからデビューしていますが、後年マイケル・スタンレー・バンドを結成。全米的に成功するのはキャッチーなポップロックの”He Can’t Love You”(’80)以降となります。ジョーのLPタイトルにも引用された「You Break It…You Bought It」('75)はバンドを組んでのものですが内省的なsswの作風をそのまま受け継いだ“Gypsy Eyes”が素晴らしい。

https://www.youtube.com/watch?v=XJIIcEIqnis

 

こんにちわ。いつもアメリカン・フライヤー(American Flyer)を紹介するときはファーストが多いのですが、今日はセカンドの「Spirit Of Woman」を。4人のまあそこそこ知られたsswが集まった「スーパーグループ」でしたが、この種に常で2枚目出すころにはグループ内の力関係が変わりバランスが悪くなってます。ここではダグ・ユールの影が薄く、クレイグ・フラー(後にリトル・フィート)とエリック・カズのコンビが充実しています。”I'm Blowing Away”は、リンダ・ロンシュタットも取り上げた(ここでもコーラスで参加)カズ曲です。AORというよりもそれより前のカリフォルニア・サウンドですが。

https://www.youtube.com/watch?v=r5eTUIC7S9A

https://www.youtube.com/watch?v=SfETVe9lqeU