【オムニバスを聞く日曜日】26・Looking Into You / A Tribute To Jackson Browne(Music Road Record:MRRCD018-US'14)
ただいま来日中のジャクソン・ブラウンのトリビュート・アルバム。かつてスペインの無名のsswたちによるトリビュート盤がありましたが、こちらは、ドン・ヘンリー、ボニー・レイット、カーラ・ボノフ、J.D.サウザー、ブルース・スプリングスティーンら同世代の仲間からサポートに起用した若手、そして新進気鋭の人たちまで幅広いセレクトで面白い。選曲も適度にばらけてますけどやはり70'sのもの中心なのは仕方がないか。充実の23曲2枚組でした。総じてヴェテランよりも若い才能の方がぐっとくるのがうれしい。
このCDで初聞きだったボブ・シュナイダーは、ミシガン出身ながらテキサスのオースティンをベースで活動するssw。静謐な美しさに満ちた”Running On Empty”はすごく新鮮でした。アグリー・アメリカンズというバンド出身とのこと。
https://www.youtube.com/watch?v=NYHRjO3Le74
インディゴ・ガールズの”Fountains Of Sorrow”は原曲の良さにも助けられながら力強く歌われています。pianoはチャック・リーヴェルなのだとか。
https://www.youtube.com/watch?v=VojJMmqhfEA
サラ&シーン・ワトキンスはニッケル・クリークというブルーグラス系のバンドにいた姉弟で、サラの情感あふれる歌声はとても好きです。”Your Bright Baby Blues”のベスト・トラックの一つだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=jyqgA_LL6RI
【名曲リレー2246】jealous#2
■Jealous / Robert Palmer(’79)
”Bad Case Of Lovin’ You“のヒットが出たロバート・パーマーの「Pride」('79)はまだあからさまなニュー・ウェイヴ路線ではなかったんですが、”Jealous“はシンプルでストレートなロックンロール路線でなかなかカッコイイ。作者のジョー・アレンという人は知りませんが、この曲レイチェル・スウィートもセカンドでカヴァー。