Another Days

tomorrow's another day、some say …

チューダー、Jボーイ、ウォーリー

【金曜の女たち】アン・ステュアート(Ann Steuart)

プログレ・フォーク・シーンの3美神は、クローダー・シモンズ(メロウ・キャンドル)、バーバラ・ガスキン(スパイロジャイラ)、アン・ステュアート(チューダー・ロッジ)とかつては相場は決まってた様ですが(最近はどうなんだろう?)、先の2人と比べるとアン嬢はモダン・フォーク的な歌い方がアマチュアぽくて良いです(PP&Mのような展開になることも)。その3人の中では、アン嬢(実はアメリカ人なんですが)に一番惹かれます。ジェイドのマリアンヌ・シーガル、デイライトのクリッシー・クエイルと並んで僕にとっての裏3美神であります。多面変形ジャケのチューダー・ロッジの71年作は、Vertigoと言う事もあって人気盤です。軽やかな歌声とfluteが印象的。72年にアンが辞めてグループは解散状態になりますが、97年にジョン・スタナードと新voのリン・ホワイトランドのデュオで復活しています。98年にはアン時代のレア音源集「It All Comes Back」も出て一部で話題になりました。その中でキャロル・キング作(「Music」に収録)のカーペンターズ・ナンバーを歌う”It's Going To Take Some Time"("小さな愛の願い")が何とも素敵。

https://www.youtube.com/watch?v=vkDxy61lz8k

 

【名曲リレー2630】get#2

■I Can Get By  / Jay Boy Adams(‘78)

JDサウザーアンドリュー・ゴールドを2で割ったような風貌、とはこれを紹介してくれた方の弁ですが、言いえて妙。音はもうちょっとソフトな感じ。僕は全く知りませんでしたがAtlanticから77年にデビューし、この曲はセカンド「Fork In The Road」('78)からでジャクソン・ブラウンがコーラスで参加しています。

https://www.youtube.com/watch?v=HTFIOGkzR0w

 

ただいまのBGMはウォーリーの「Wally」('74)なり。リック・ウェイクマンBBCのボブ・ハリスのprodでデビューしたバンドですが、ウェイクマンがらみでプログレの棚にありそうではありますが、violinやsteel-gも入ってどっちかというとアメリカ的なカラッとしたムードもあります。”Sunday Walking Lady”は、CS&N的なフォーク・ロックでハーモニーも素敵。