Another Days

tomorrow's another day、some say …

金子、スパイロ

【月曜の女たち】金子マリ
 
バックス・バニー時代はリアルタイムですが、当時の中坊には理解できない音楽でした(^^) ずいぶん経ってからあのライヴ盤カッコいいなあと思えるようになりました。バンドが全力で立ち向かってくる感じがカッコいい曲です。やはり難波氏のkbが斬新に思えます。
 
 
【名曲リレー1483】love#2
■Love Is A Funny Thing / Spirogyra('71)
 
ハットフィールズのコーラス隊、ノーセッツにいたバーバラ・ガスキン(vo)がそれ以前にいたフォークロックのスパイロジャイラは、90'sに韓国Si WanからCD化が始まったのですがハングルで書かれたライナー見てなんか絶望的になった思いでした(読めないんで)。後に独Repertoireからも出たのを聞いてみて、音楽的にはちょっと僕の好みから外れる感じではありました。71年の「St.Radigunds」(B+C)はファーストでここに入った”Love Is A Funny Thing”はか細いバーバラのvoとリコーダーが印象的な、ファンタジックでプログレ・フォークの少女漫画的な世界がイメージされます。
 
 
【先週の読書】
事あるごとに読みかえす、杉村三郎もの。これは19年に読んでるんでもう筋もちゃんと覚えてました。やもめ探偵となった杉村を描いた短編集です。さすがのクオリティ。とりわけ”二重身”(ドッペルゲンガー)がいいです。20年はここまで。
21001■広域捜索指令 / デイヴ・ペノー(ハヤカワミステリ文庫)
80's後半の米警察小説の佳作シリーズ<ピンチョン捜査官>シリーズ第3作です。日本ではHM文庫から92年に4作目まで邦訳がありました。検事事務局の捜査官が州警察や郡保安官より強い捜査権力があり、それぞれの管轄で対立しあう構成の変わった地方(ウエスト・ヴァージニア州)を舞台とした警察小説ですが、今回はサスペンス色が濃くなっています。B.O.L.D(郷原宏、山本楡美子訳)92年 HM157-3