【火曜はカヴァー曲のカ~ディラン編】３・Visions Of Joanna
「Blonde On Blonde」('66)に入った”Visions Of Johanna”は、ルイーズとジョハンナという二人の女性への狂おしい愛を歌ったもの。リアルな存在のセックス対象のルイーズと理想のイメージとなったジョハンナ(モデルはジョーン・バエズとも)との間で揺れ動く歌です。マリアンヌ・フェイスフルのカヴァーもありますが、後のエドワード・ハンズとなったピカディリー・ラインのヴァージョンで。67年の「Huge World Of Emily Small」からです。
https://www.youtube.com/watch?v=NaiV0bfnBEM
【名曲リレー2599】here#3
■Here We Are Now / Joe Walsh(’83)
80’s初めのジョー・ウォルシュのソロにはレゲエっぽいリズムの曲が少なからずあります。「You Bought It-You Name It」(リバティ・ベルなんてしょーもない邦題付けんなよワーナー！)に入った“Here We Are Now”もそう。コーラスでティモシー・シュミットとドン・ヘンリーが加わったユルイやつ。
https://www.youtube.com/watch?v=9xMmo9GdXZQ
ただいまのBGMはクォーターマスの「Quatermass」（'70）なり。gなしのトリオ編成ながらナイスと比べるとハードな音楽性を誇ります。やはりピート・ロビンソンの弾くオルガンが強烈な印象を残します。ちなみにバンド名は「ウルトラＱ」の元となったBBCのTVシリーズ「Quatermass Experiment」から取られています。"Gemini"はハードロックとプログレの境界にある様な音。
