Another Days

tomorrow's another day、some say …

キャラメルパパ、カースティ

【オムニバスを聴く日曜】49・Caramel Papa~Panam Soul In Tokyo(パナム/クラウンCRCP28105-J'96)

シティ・ポップのブームの前にはライト・メロウのブームのがあってその前には和ものレア・グルーヴのブームがありました。その頃に散々安易なベスト物を量産してたクラウンがブームに乗る形で、ティンパン関連にムーンライダーズものなどを加えて紙ジャケでリリースしたのが本作。今となっては役目を終えてますがソフトロック・ドライヴィンな太田幸雄withハミングバーズや柄本明などやや場違いなものも含みます。レーベルの枠があってティン・パン、鈴木、細野、松任谷のソロや大貫妙子あたりまでが限界だったのです。

和ジャズの前田憲男(kb)の「ソウル・サンバ」からのアントニオ・カルロス・ジョビンのカヴァーの”ディサフィナード"は、13分過ぎから。

https://www.youtube.com/watch?v=7Bo_gmH43aA

ユーミンが詞を書いたマンタのソロ「夜の旅人」からの”気づいたときは遅いもの”。控えめな鈴木茂のスライドが心地いい。

https://www.youtube.com/watch?v=8Ab7E6czPzM

ソフトコーラス・ジャズ・コンボの太田幸雄withハミングバーズの70年のシングル曲”四月の恋、九月の恋”はここにはいかにもちょっと場違いですが悪くはないです。

https://www.youtube.com/watch?v=XZm7JiLiYFE

 

 

【名曲リレー2408】don’t#2

■They Don’t Know / Kirsty MacCall(’79)

トレイシー・ウルマンが見事に再現した60‘sガールズのきらびやかな世界はカヴァーだけでなくそれっぽいオリジナルを巧妙に混ぜていてリアリティを出してました。ヒット曲“They Don’t Know”はカースティ・マッコールのオリジナルで、PolydorからStiff二移籍した頃の作品。そのままでも十分60’sで通用するようなキュートな曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=kIsyQ2qCDQ8