Another Days

tomorrow's another day、some say …

JS、メイオール

【月曜はじっくり聞こう】Jefferson Starship@S.N.A.C.K
S.N.A.C.Kとは、Students Need Athletics, Culture and Kiksの略で子供たちのためのベネフィット・コンサートで75年3月28日にシスコで行われました。ディラン&ザ・バンドニール・ヤングの共演の部分が有名なのですが、ドゥービーやデッドも出演した大きなイヴェントでした。「Dragon Fly」でデビューしたジェファーソン・スターシップも30分今日のステージをこなしてるのですが、なぜかマーティ・バリン(vo)未参加で、その分をポール・カントナーが補っています。アルバムとしては「Red Octopus」リリース直前で新曲として重要曲が次々と披露されます。
01. Ride The Tiger 02. Fast Buck Freddie 03. Git Fiddler 04. Play On Love 05. I Want To See Another World 06. Sweeter Than Honey 07. Somebody To Love 08. Volunteers -Lineup: Grace Slick - vocals Paul Kantner - vocals, guitar David Freiberg - keyboards, vocals Papa John Creach - electric violin, vocals Craig Chaquico - lead guitar Pete Sears - bass Johnny Barbata - drums
 
 
 
 
モスラ対ゴジラ('63)雑感】
 
前作「キンゴジ」が相当にヒットしたので翌年シリーズ第4作として、既出の東宝怪獣と戦わせる対決シリーズが企画され選ばれたのはモスラでした。純粋にゴジラが悪役として登場する昭和ゴジラでは最後の作品かもしれません。「モスラ」のところで書きましたが小美人とセットなので歌うシーンやらインファント島の原住民のシーン(今では結構侮辱的なシーンです)が付いてきます。その辺のお約束が個人的に引っかかるので凶悪ゴジラのフェイスはカッコいいのですがあまり評価してません。冒頭の台風(伊勢湾台風をイメージさせたのか)のシーンのすさまじい特撮は見事で、静岡の海岸に巨大な卵が漂着。強引な金権開発業者を皮肉る作風で、「マタンゴ」に続いて悪役となった佐原健二と田島義文が印象的です。これと別に三重の工業地帯の海岸からゴジラが現れ四日市から名古屋を通って(名古屋城のお堀に躓いて壊す)静岡でモスラと激突というシナリオです。すでに寿命短い親モスラにも苦戦しますが、何とか倒し島(子供たちと一緒に残された学校の先生は「マタンゴ」の八代美紀です)へ向かったゴジラを孵化した双子の幼虫が追い、糸で繭状にして水没させエンド。今回善人チームは、宝田明(第1作以来のゴジラ)、星由里子、小泉博のトリオ。途中インファント島へモスラを借りに行くのですが、時間の感覚が滅茶苦茶(フツーに考えて帰国まで2日はかかるがその間ゴジラ放置か?)ではあります。
 
【名曲リレー1796】road#3
■A Hard Road / John Mayall & Bluesbreakers(’67)
エリック・クラプトンをフィーチャーしたブルーズブレイカーズのデビュー作がジョン・メイオールの一番有名作品ですがその次が、クラプトンの後任としてピーター・グリーンが加わった「A Hard Road」('67)でしょう。この時のラインアップはメイオール(p,harp,vo)、グリーン(g,vo)、エインズレイ・ダンバー(ds)、ジョン・マクヴィー(b)でこのあとダンバーに代わってミック・フリートウッドが入りマックの形ができるのです。今となっては歴史的価値が大半を占めるかもしれませんが、味わいはあります。
タイトル曲はメイオールのpianoをたっぷりフィーチャー。しかしvoは白い。
 
【先週の読書】
21142■遠い唇 / 北村薫(角川文庫)
久々に読み直すアラカルトな日常の謎もの。どれも短い話ばかりですが暗号ものの表題作と「しりとり」が素晴らしいのです。SFっぽい「解釈」もユニーク。表紙のタッチもいい(agoeraさん)です。「革命前夜」(須賀しのぶ)や「ふたりみち」(山本幸久)もそうでした。親本もいいけどこの文庫も好きです(2016)。
21144■聖なる怠け者の冒険 / 森見登美彦(朝日新聞社)
先月はモリミーをうっかり忘れてしまいましたし、今回は結構難産で時間かかってしまいました。おなじみの京都の宵山ものですが今回腐れ大学生はお休みで、怠け者と狸の話。土曜倶楽部やテングブランは出てきます。新聞連載という長さもありますが、ちょっとだれ気味(2013)。