Another Days

tomorrow's another day、some say …

亜美、エミルー

【木曜は久々に聞く名盤】Shady / 尾崎亜美('76)
 
中学の頃”瞑想”をきいてすごい人が現れたなあと思ったものでしたが、友人に借りたこのデビュー作はちょっと好みではなかった。prodは松任茶正隆でティン・パン系の人たちが参加(bassは細野さんではない)。僕はもうちょっとあとに出た東芝時代の2枚組ベストを聞きこんだクチなのですが、まろやかなポップ感覚はまだなく私小説に近いムード。それでも”瞑想”は抜きんでた名曲です。当時メロウという言葉は知らんかったけど、ああこういうエレピの感じなんだなあと後になって思いました。エキスプレスだしマンタがらみでポストユーミンの最右翼でした。
 
 
【名曲リレー1556】ain't#3
■I Ain’t Living Long Like This / Emmylou Harris('78)
70'sのエミルー・ハリスはカントリー・ロックというよりもカントリーの範疇で、何枚か聞いたけど結局はなじめませんでした。78年の「Quarter Moon In A 10 Cent Town」に入った"I Ain't Living Long Like This"は、sswのロドニー・クロウェル作品でクロウェルのファーストソロのタイトルにもなりました(そっちにはオーク・リッジ・ボーイズやダート・バンドがカヴァーしたナンバーも収録)。ここでは当時のホット・バンドをバックにしていてアルバート・リーが歯切れのいいソロを聞かせます。