Another Days

tomorrow's another day、some say …

フリー、ポール

【英吉利の亜米利加の40組】7・フリー
 
フリーはフリーなのだ、という意見はもちろんですが、シリアスなブルーズ・ロックな曲の合間に牧歌的なムードを持った曲があることも事実で、こうしたゆったりとした曲がいいアクセントになっています。ラビットが加わった「Heartbreaker」('73)になるとその傾向ははっきりと表れます。まあこれはIslandというレーベルのアーティストが皆持っていたムードではありますが。”Muddy Water”はその最たるものではないかなあ。
 
 
【水曜は70’sポール】Uncle Albert/ Admiral Halsey('70)
忘れがちですけど(僕だけ?)このポール&リンダの#1ヒットは「Ram」からのシングルでした。ファンにはこの曲を背景にしたエピソードがいろいろあるようですが、僕は知りません。昔から嵐、鳥の声、電話のノイズなどSEが効果的に使われてて想像力が聞いてると高まります。ポールらしい2曲を強引につなげた展開です。
 

【名曲リレー838】something#2

■Something On Your Mind / Karen Dalton('71)

カレン・ダルトンは、かなりスモーキーな歌声を聞かせるウッドストックの女性フォーキーで、熱心なsswファンの間では、アレクサンダー、ベスとならんで3大カレンといわれてたとか。71年にParamountから出た2枚目の「In My Own Time」は当時なんと日本盤LPが出てたそうです。ウッドストックの住人たちがバックを務めたこのアルバムでもダルトンは互角に勝負し、演奏に負けておりません。1曲目のこの曲はディノ・ヴァレンティ作でビル・キースのsteelが塵舞う木枯らしの中で温かく聞こえます。bassはハーヴェイ・ブルックスで彼のファビュラス・ラインストーンズが基本的にバックを担当。

https://www.youtube.com/watch?v=zNIHvRKzpD0