Another Days

tomorrow's another day、some say …

ブレイカウェイズ、クリッターズ

【月曜の女たち】ブレイカウェイズ
昨日珍しくタツロー氏の「サンデー・ソングブック」を聞いてました。「ウォール・オブ・サウンド・イミテーションの世界」ということでスペクターが絡まないWOSの棚から一掴みだったのですが、ガールズ物で唯一ブレイカウェイズがかかりました。Pye音源の60'sガールズの名コンピ「Here Come The Girls」のトップを飾った”That’s How It Goes"が一番出来がいいとタツロー氏も言われてまして納得。サム・ブラウンの母でジョー・ブラウンと結婚したヴィッキー・ブラウンをフィーチャーしておりました。トニー・ハッチによるゴージャスな音でありました。そのシングルのB面が”He Don’t Love Me"です。https://www.youtube.com/watch?v=OnAXbmDb3PM
 
【名曲リレー1525】bad#2
■Bad Misunderstanding / The Critters('66)
ドン・シコーネ率いるクリッターズは、ソフトロックという言葉がなかった頃は、アメリカン・ポップスという非常にあいまいな表現ですまされてました。ボサノヴァ的な”Mr.Dieingly Sad”を始め甘いメロディーの名曲が多いです。アンダーズ&ポンシアらしい芳醇なメロディーの”Bad Misunderstanding”は”Mr”に続くシングルとしてKappからリリースされました。
 
【先週の読書】
21018■機龍警察・暗黒市場 / 月村了衛早川書房
シリーズ第3作は、思ったより短い間隔で読むことが出来ました。今回はユーリ・オズノフ警部を主人公として、ロシア時代のエピソードを交え進みます。なんとなく「警官の血」(佐々木譲)を思わせる展開もありましたが第3章のアクションシーンは圧巻でした。(2012)
21019■図書館の子 / 佐々木譲(光文社)
この前も佐々木譲さんらしくない短編集を読んだのですがこの「図書館の子」は<時間旅行者>を主人公にした短編集。これまたらしくない(^^) SFと呼ぶには説明不足ですし、そういう設定だけ借りて書きたいのは人生の機微みたいなものでしょう。コアなジョーさんファンにはおおむね評判よくないようですが、うーんむずかしい。東京大空襲を予言した<時間旅行者>の話(「遭難者」)と現代から終戦直後の上野にもどってしまい、友人を向こうに置き去りにした小学生のその後の話(「地下廃駅」)がいいです。(2020)
21020■壁の男 / 貫井徳郎文藝春秋
別で書いたんで割愛。いい話ではありますが皆さんちょっとほめ過ぎの部分あります(^^;(2016)