Another Days

tomorrow's another day、some say …

ジャクソン、ラズベ

【水曜西海岸@74】ジャクソン・ブラウン
 74年には今もって初期の名盤と語られるジャクソン・ブラウンの「Late For The Sky」が出ました。個人的な出来事を真摯な言葉で語る(もしくは比喩を用いた言葉で暗示し、聞き手に想像させる)sswというスタイルの一つの完成した形を示しています。そうした歌詞の面でもそうですが、デイヴィッド・リンドレー(g)以下の端正なバックが歌を引き立てるのです。どの曲も語りだすと長くなりますが、「悲しみを袋に詰めてごみ捨ての場所までもっていこう」と歌われる”The Late Show”はやはりたまりません(シヴォレの排気音やリンドレーのうねりをもったlapsteelなども含め)
 

 

【名曲リレー1493】come#2
Come Around And See Me / The Raspberries('72)

クリーヴランドで結成されたラズベリーズは、元祖パワーポップとも言える音ですけど、モコモコした音とエリック・カルメンのメロウな方向に行きたがる作風(”Go All The Way”なんてイントロのあの感じで最後まで行けばいいのに~と何度思ったことか!)が邪魔をして、大好きとは言えません。と書きつつメロウな”Come Around And See Me”は好きなんで、なんか自分でもよくわかりませんが、ビートルズビーチボーイズのいいところを取り入れたこのバンドのファーストは素晴らしいのです。ただウォーリー・ブライソンがいてこそのカルメンが引き立つ感じもありますが。

https://www.youtube.com/watch?v=QobbUwSu1RQ