Another Days

tomorrow's another day、some say …

ポニテ、ウォー

【先週の読書'20】⑤1月第5週
 
・「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」(辻村深月講談社文庫)は別で書いたんでスルー。文庫版は表紙もいい。サクサク読めそうで、閉じては深呼吸するような作品ではありました。初期作品とはずいぶんタッチが違うんで、また読むのを続けたいと思いました。
・「不連続の世界」(恩田陸幻冬舎文庫)は、「月の裏側」の塚崎多聞を主人公にした奇妙な味風短編集。”悪魔を憐れむ歌”が怖い。
・「けむたい後輩」(柚木麻子、幻冬舎)は結局挫折でした。

 

【水曜壁音】二人は片想い / ポニーテール

 

ムーンライダーズのコーラスもやってたポニーテールが東芝に残した唯一作「Greeting Card」('76)からユーミンが荒井時代に書いた”二人は片想い”は、深いエコー、ハンドクラップなどドリーミーな音作り。ユーミンは後に歌詞を変えて”昔の彼に会うのなら”として自分で歌ってます。10分29秒から。

 https://www.youtube.com/watch?v=3xptNvm2TRo

 

【名曲リレー1155】man#3

 ■Gypsy Man / War('73)

ウォーはエリック・バードンがバックバンドに起用したのち独立したLA出身の黒人ファンク・バンドです。ここのハーモニカのリー・オスカーは、バードンのルームメイトで、ストレンジラヴスのジェリー・ゴールドスタインが、黒人をバックに歌いたいと常々言っていたバードンをウォーの前身バンドに紹介した際、一緒についてきてそのままウォー結成につながったそうです。71年にバードンと別れたウォーはUAからデビュー。73年の「Deliver The Word」からのシングルヒット”Gypsy Man”(最高位#8)でも、オスカーの黒いハーモニカしっかり聞けます。こってり加減がなかなかかっこいい。

https://www.youtube.com/watch?v=PvEwLmJ8Qqo