【名曲リレー898】rock'n'roll#3
■Cities On Flame With Rock'N'Roll / Blue Oyster Cult('72)
BOCも正直よくわからないバンドの一つであります。都会(まち)のハードロックは、地下クラブでこっそりと非合法的に演奏される、というようなイメージがあるのはこのバンドのおかげでしょうか?オカルト的な歌詞に言及したのもアメリカではBOCが早かった気もします。音楽以上に魅了するのはジャケットでゴウリク(Gawlik)という人の描く線の細い繊細なタッチの版画に大いに惹かれるのです。72年のデビュー作「Blue Oyster Cult」に入ったシングル曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=0OBs6S1lW_Q
【金曜はオルガン三昧】In Ancient Days faturing Zoot Taylor
「ブラック・サバス以上にオカルト的だったブラック・ウィドウ」とよく書かれますが、キリスト教的宗教観が薄い日本では「ふ~ん」的ですけど、当地ではそれこそ「神を恐れぬ行為」だったわけで、目立たせるために取った手法が結局バンドの音楽活動を縛ることになってゆくのです。とはいえ音楽的には評判になったファースト「Sacrifice」('70)は美しいもので、歌詞を気にしなければそういう音楽とはわかりません。ズート・テイラーの弾くハモンドの調べもなかなかかっこいい。ブラック・ウィドウは結局3枚で消えてしまうことになりますが、それ以前にはぺスキー・ジーの名前で活動してました。
https://www.youtube.com/watch?v=yGKt65hTItU