【月曜の女たち】アネット・ブロックス
69年にMercuryに1枚出している英ブルーズ・ロックのマイナーシーンのスーパーグループの一つにスウィート・ペイン(Sweet Pain)がありました。基本となっているのはエインズレー・ダンバーゆかりの人たち。まずダンバーがジュニア・ダン(ds)の名前で、ダンバーのバンドのキース・ティルマン(b)、そしてヴィクター・ブロックスがサム・クロイザー(p,vo)の名前で、ジョン・ダマー・ブルーズ・バンドのジョン・オリーリー(harp)、後にタイタス・グローンのスチュワート・カウエル(g)そしてヴィクター・ブロックス夫人のアネット・ブロックス(vo)、コロシアムのディック・ヘクストール・スミス(sax)がメンバー。印象的なのはオリーリーの熱いハーモニニカで、それと張り合うようなアネットのvoも負けていません。
https://www.youtube.com/watch?v=e6LUG_nZDQ0
【名曲リレー859】woman#2
■Mean Woman / Black Oak Arkansas('70?)
ブラック・オーク・アーカンソーといえばジム・ダンディ・万グラムのゲロゲロ声が耳に残る下品なサザンロック(ほめてます)なのですが、ブレイク中の74年にAtco以前のStaxに残した音源が「Early Times」としてリリースされています。可愛らしいイラストのジャケです、マングラムの特徴をよく押さえてます。70年頃の録音でしょうか?”Mean Woman”はもうこの時期からイヤらしさ全開であります。”Dirty Water”のスタンデルズにも通じる猥雑さです。
https://www.youtube.com/watch?v=A-z6ETySWdU