Another Days

tomorrow's another day、some say …

ミカド、フィッシャー、ディキシーズ

 

【火曜はカヴァー曲のカ】Jackie Wilson Said

1枚目と2枚目で全く音楽性が変わってしまったバンドといえば70'sはバジャー、80'sはディキシーズ・ミッドナイト・ランナーズですね。ファーストはノーザンなR&Bでしたが2枚目ではケルト的なR&Bに変わってしまいました。その「Too-Rye-Ay」に入ったヴァン・モリソンのこの曲のカヴァーもお見事。

https://www.youtube.com/watch?v=FLjlrNpKsSk

 

Too Rye Ay

Too Rye Ay

 

 

ネオアコ的な30曲】8・ミカド
 
ベルギーのLes Disques Du Crépuscule(クレプルキュール)というレーベルは80's初めに英欧の当時あまり知られていなかったニュー・ウェイヴ系の人たちをコンピレーションという形で多く紹介していました。日本では新星堂シリウス・コレクションというシリーズで何枚も紹介されていてその中にはドゥルッティやペイル・ファウンテンズ、イザベル・アンテナなど他のレーベルでアルバムデビューする人たちもいろいろおりました。すべてがネオアコではないですが、共通するムードはあります。ミカドはグレゴリーとパスカルの男女のテクノデュオでフランス出身。後に細野晴臣のノン・スタンダードと契約するのですが、82年にクレプスキュールから出た”Par Hasard”(パラザール)の頃はMikado de Parisと名乗っていました。ネオアコ的という広いくくりではぜひ紹介したかったグループです。この曲なんと日本では電話のCMに使われたりもしたのです。
 
 
【名曲リレー809】journey#3
 
■Journey's End / Matthew Fisher('73)
 
マシュー・フィッシャーは「A Salty Dog」の後脱退してソロになります。その後元メンバーのロビン・トロワーをprodしたりするのですが、一連のソロではvoも取り、メロディアスな曲を書き、と意外な一面を見せてます。最初のソロ「Journey's End」('73)はアンドロメダ、グレイプフルーツのメンバーをバックにした意欲作でポップな曲、哀愁の曲など引き出しの多さも見せてます。タイトル曲は哀愁系のナンバーで、ドラマティックな展開です。ユーミンの"翳りゆく部屋"は元ネタは"青い影"と言われてますが、この曲の後半なんかもヒントになってそうです。