Another Days

tomorrow's another day、some say …

ボストン、リオン

【日曜はファーストアルバムから】Let Me Take You Home Tonight / Boston

ボストンはもちろん、わかりやすいメロディアスなハードロックを、空間的な広がりのある音作りで聞かせ、当時の十代を中心に爆発的な支持を得たバンドです。ファーストの「幻想飛行」は、折からのSFブーム(76年というのは「スター・ウォーズ」が全米で公開された年でした)に乗って、ギター型宇宙船のジャケットのイメージもあり歌詞を気にしない(歌ってるないようなシンプルなラヴソングや他愛のないパーティー・ソングです)日本では、プログレ・ハード的なくくりでした。prodはリンダ・ロンシュタットやPPLを手掛けたジョン・ボイランで、この人の西海岸ロックを扱ったセンスが、随所に生きていました。イーグルス的にも感じるラストに入った”Let Me Take You Home Tonight”なんかもろそんな感じでした(ラストはさすがにボストンって感じのギターロックになりますが)。

https://www.youtube.com/watch?v=r-FgKHG5Oes

【名曲リレー872】song#3

■A Song For You / Leon Russell('71)

究極のラヴ・ソングだと思います。カーペンターズほかで知られるようになったリオン・ラッセルの名曲で、ソロになって立ち上げたShelterからのファーストの1曲目でした。60'sから裏方として活動してきた人ですが、ルーツ・ロックの再評価と共に一気に知名度が上がった感じがあります。本質であるゴスペル・ロックがそのまま輸入された驚愕の初来日は、伝説となっています。あくまでもメロディアスなバラードはリオンの一つの面でしかないのですね。このリラックスしたライヴはいいです。

 

https://www.youtube.com/watch?v=37dw2r45Xzg