Another Days

tomorrow's another day、some say …

ルーシー、JT、ホリーズ

【英吉利の亜米利加の40組】24・スナフー
 
ジューシー・ルーシーを辞めたミッキー・ムーディー(g)がプロコル・ハルムの初代dsでフリーダムのメンバーだったボビー・ハリソン(vo)、パラディンのピート・ソリー(kb)と始めたのがスナフーです。本人たちはオールマンみたいな音を目指してたようですが折からの米ファンキー・ミュージックやソウルの盛り上がりで、そっちからの影響も大きいのです。ロジャー・ディーンが手掛けた水牛ジャケの「Snafu」('73)では、米ソウルシンガーのジョー・サイモンのカヴァーもあって、暑苦しいハリスンのvo、執拗に繰り返されるカッティングとワウ、エレピのソロなどこれまた別の英吉利の亜米利加なのだなあと感じます。原盤はWWAですが米Capitol盤のミックスのほうが好みなのです。しかしこのバンド、セールス的には厳しくやるだけやって3枚で解散しております。
 
 
【日曜はファースト・アルバムから】ジェームズ・テイラー
JTAppleからのデビュー作は、仕切り直しとなった「Sweet Baby James」とはずいぶん印象が違うのですが(ジャケットも含め)、シンプルなアレンジで全部再演してほしいなあ(2曲は76年のベスト盤用にリメイクされてましたが)。”Something Wrong”は2曲目でイントロに”Greensleeves”の一節が引用されてます。これは後のBBCライヴでも”Greensleeves”だけやってたり、”Oh Susanna”をカヴァーしたりしてたことも思い出します。そういえばジェフ・ベックが「Truth」で取り上げたのとどっちが早いのかなあ。

 

【名曲リレー858】dress#3

■Long Cool Woman In Black Dress / The Hollies('72)

CCR的なブギで新境地を見せたホリーズのヒット曲。最初にラジオで聞いたときはホリーズとは思いませんでした(ハーモニーの部分がほとんどない)。作者はアラン・クラークとグリーナウェイ&クック。クラークはこのあと辞めてミカエル・リクフォース(vo)が参加するのです。

https://www.youtube.com/watch?v=lP94PlEtsEQ