【英吉利の亜米利加の40組】24・スナフー
ジューシー・ルーシーを辞めたミッキー・ムーディー(g)がプロコル・ハルムの初代dsでフリーダムのメンバーだったボビー・ハリソン(vo)、パラディンのピート・ソリー(kb)と始めたのがスナフーです。本人たちはオールマンみたいな音を目指してたようですが折からの米ファンキー・ミュージックやソウルの盛り上がりで、そっちからの影響も大きいのです。ロジャー・ディーンが手掛けた水牛ジャケの「Snafu」('73)では、米ソウルシンガーのジョー・サイモンのカヴァーもあって、暑苦しいハリスンのvo、執拗に繰り返されるカッティングとワウ、エレピのソロなどこれまた別の英吉利の亜米利加なのだなあと感じます。原盤はWWAですが米Capitol盤のミックスのほうが好みなのです。しかしこのバンド、セールス的には厳しくやるだけやって3枚で解散しております。
【日曜はファースト・アルバムから】ジェームズ・テイラー
【名曲リレー858】dress#3
■Long Cool Woman In Black Dress / The Hollies('72)
CCR的なブギで新境地を見せたホリーズのヒット曲。最初にラジオで聞いたときはホリーズとは思いませんでした(ハーモニーの部分がほとんどない)。作者はアラン・クラークとグリーナウェイ&クック。クラークはこのあと辞めてミカエル・リクフォース(vo)が参加するのです。
https://www.youtube.com/watch?v=lP94PlEtsEQ