Another Days

tomorrow's another day、some say …

マグマ、ニルス

【木曜はゴングな人たち】フランシス・モゼ

この人はちょっと変わった経歴で、コバイヤ星から来た(^^)仏プログレのマグマのbassで、脱退後ゴングの「Flying Teapot」に加わった後(フランシス・ベイコンと名乗ってました)再び脱退し(後任はマイク・ハウレット)マグマに復帰。77年の「Gazeuse!」でハウレットが辞めると再びゴングに復帰しています(この時はフランシス・モゼで)。

この時点でアラン・ホールズワース以外は皆フランス人ということで、この辺でフレンチ・プログレとしてゴングは語られるようになったのですね。さて游星人を名乗ったのはゴングのほうが早かったのですが、マグマの場合コバイヤ語という独自の言語で歌うという徹底ぶりです。ほとんど聞いたことなかったのですが、クールなジャズロックはひょっとしたら好みかもしれません。71年の「2」からの”Ki Iahl O Liahk”です。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=oSrSGe560kA

【英吉利の亜米利加の40曲】1・ジューシー・ルーシー

米スワンプ~カントリーロック志向の英バンドたちはいつしか「イギリスのアメリカ」と呼ばれるようになった(RDM周辺で?)のですが、個人的には一番好きなジャンルかもしれません。トップバッターは一番好きなバンドのジューシー・ルーシーです。1作ごとにメンバーちがう流動的なメンツですが、中心となったのはsteel-gのグレン・キャンベルとsaxのクリス・マーサーです。動画は果汁まみれになったオバハンの悪趣味なジャケの69年のファースト「Juicy Lucy」(Vertigo)に入った”Chicago Northwestern”で、先の二人に加えジミヘンにかぶれた黒人voレイ・オーウェンVDGG出身のキース・エリス(b)、グリースバンドへ参加するニール・ハバード(g)、ピート・ドブソン(ds)というラインアップ。歪ませたラップ・スティールを弾きまくるキャンベルのトーンがこのバンドの南部志向を語っています。ポール・ウイリアムスやミッキー・ムーディーが加わるのは次から。

https://www.youtube.com/watch?v=1AI44V2H8Wg

【名曲リレー832】came#2

■I Came To Dance / Nils Lofgren('77)

77年の「I Came To Dance」に入ったナンバーで、今でもライヴのハイライトで演奏される代表曲。今ではスプリングスティーンのバンドの~という方が通りが早いが、マイアミ・スティーヴに代わってニルスが起用されたときはびっくりでしたっけ。ところでボブ・シーガートム・ペティスプリングスティーンジョン・メレンキャンプあたりをハートランド・ロックと呼ぶのは知りませんでした。ニルスもその中に入っております。白人のワーキング・クラス・ヒーロー的な音ですね。

https://www.youtube.com/watch?v=H2WyQUyYR9U