Another Days

tomorrow's another day、some say …

ビート、スプレッドイーグル、ピーガブ

【火曜はUKNew Wave】ザ・ビート

スカ四天王と言われながら、スペシャルズ、マッドネス、セレクターとは大きく離されてた印象のザ・ビートですがアメリカでいち早く成功したのは実はビート(イングリッシュ・ビートと言われてたのは米パワーポップにもザ・ビートがいたから)でした。白人黒人混成バンドで後にファイン・ヤング・カニバルズとジェネラル・パブリックに分裂しています。
82年の”I Confess”は、後期の作品。スカから離れ、アフリカ的な躍動的なダンスビートもやってたバンドですが最終作ではずいぶん洗練されています。これをprodしてるのはミック・アブラハムス・バンド出身のボブ・サージャントでした。

https://www.youtube.com/watch?v=NLMYAYjtzpQ

 

【名曲リレー2550】in#2

■Brother In The Sunshine / Spreadeagle(‘72)

ジョン・G・ペリー(b)がいたと言われるCharismaレーベルのハードロックですが、72年の唯一作「Piece Of Paper」には未参加。“Brother In Sunshine”は、ツインリードでじわじわと攻めるウィッシュボーン・アッシュタイプのハードロック。ドラマーはアップやCHARのバンドに加わったジム・コプレイだったりします。

https://www.youtube.com/watch?v=a79NM6MP5sY

 

ただいまのBGMはピーター・ゲイブリエルの「Peter Gabriel」('77)なり。まあ最初の3枚は同じタイトルなんですけど、車ジャケのファーストです。アリス・クーパーの仕事の印象が強いボブ・エズリンがprod。ジェネシスもピーガブもそれほど聞いた感じはないのですが、プログレ人脈ではなく、トニー・レビン(b~後にクリムゾンですが当時の認識はNYのセッションマン)やアラン・シュワーツバーグ(ds)、クーパーのところのスティーヴ・ハンター(g)らが参加。牧歌的な”Solesbury Hill”は、ジェネシス時代のファンタジックなテーマを思い出します。

 

水滴のついたフロントガラスの向こうの運手席の人影、というヒプノシスのジャケの「Peter Gabriel」('77)は、ジェネシス脱退後初のソロでした。僕はジェネシスも大して聞いたことなかったのですが渋谷社長がラジオでかけた”Slowburn”にいたく感激してこのアルバムを買った記憶があります。ボブ・エズリンのprodでNYのスタジオ・ミュージシャンによるバッキング。アリス・クーパーのところにいたスティーヴ・ハンターがgで参加。ドラマティックなこの曲に花を添えています。

https://www.youtube.com/watch?v=Z3bOPeY60v8