Another Days

tomorrow's another day、some say …

エアーズ、スティング

【ケヴィン・エアーズの30曲+】16・Blaming It All On Love('78)

「Manans」まではリアルタイムで東芝からでてましたが78年の「Rainbow Takeaway」からしばらくは日本での情報は途絶えてしまいます。このアルバムは「フールズ・メイト」誌でレヴューが載ったくらい。スラップ・ハッピーのアンソニー・ムーアがprodした心地よい風が吹く1枚。マクラッケン=タウンゼンドのリズム隊はそのままで、オリー、グラハム・プレスキット(kb)らが参加。fluteが軽やかな”Blaming It All On Love”は前作のトロピカル路線とはまた違った気持ちよさです。

https://www.youtube.com/watch?v=qHLbPUUiblQ

 

【名曲リレー2212】free#2

■If You Love Somebody Set Them Free / Sting(‘85)

ポリスの活動が停滞した頃スティングはソロに転じ、デビューシングルのこれはあちこちで流れてました。85年の「The Dream Of Blue Turtle」からのヒット“If You Love Somebody Set Them Free”です。ブランフォード・マルサリス(sax)の名前を一躍有名にしたアルバム。バックメンバーも黒人中心のセレクトでジャズっぽい。PVはゴドレー&クレームが担当しています。

https://www.youtube.com/watch?v=LSGl3d4KOMk

 

【先週の読書】

23022■さらば深川・髪結い伊三次捕物余話 / 宇江佐真理(集英社文庫)

毎週読んでる伊三次もの第3集。飽きさせないように毎年1つずつ年を取らせるなどの設定になってます。ついに深川を去り、伊三次のところへ転がり込むまで。

「護持院ケ原」では、幻術を使う侍との一騎打ち。この辺のサービスも作者らしい(2000)。
23023■陽の子雨の子 / 豊島ミホ(幻冬舎文庫)
青春の残酷な話という触れ込みの小品。20代の女性が家出男子高校生を拾い住まわせた「家庭」に友人の教え子の男子中学生がやってくるという「ラノベ」的設定を純文学っぽく描いてます(2006)。