Another Days

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ティン・パン、アルハモ

【オムニバスを聞く日曜日】ティン・パン・アレー・ヒストリー(パナム:GWX145~6-JPN'83)
PANAM(クラウン)時代のティン・パン・アレー関係の編集盤は、手を変え品を変えておそらくは30枚近くあるのではないでしょうか(同一商品番号違いを含めて)?その中でも印象的な2枚組は、83年に出たこれ。矢吹申彦のイラストによるペコちゃんのジャケがまぶしい。小林克也のナレーションがあの時代っぽい。
 はっぴいえんど鈴木茂細野晴臣がバンブーの林立夫、フォージョー・ハーフの松任谷正隆と組んだキャラメル・ママは当時に日本のロックとしてはありえなかったハウスバンド的な仕事(ロックではザ・セクションのような存在)をこなしながら(その幅広さは同時代の日本のフォークロックにとどまらず歌謡曲のフィールドに進出、いしだあゆみやスリー・ディグリーズとのコラボも有名)、各人の活動も自由に行い、ユニット名をティン・パン・アレーとして2枚のアルバムをリリースしています。その2枚の他、細野、鈴木、松任谷のソロからセレクト。この時点では未リリースだった「幻のハックル・バック」からの音源もあり。ただ決定的2枚組という印象もと言っても重要なもの抜けてる感じもあるのですが。
 
 
【名曲リレー2211】electric#3
■Free Electric Band / Albert Hammond(‘73)
実はロンドン出身(国籍は英領ジブラルタル)のアルバートハモンドは、70’s日本でも独自のヒット曲を連発したssw。73年の“Free Electric Band”は、英17位というチャートリアクション。ファミリー・ドッグ時代の盟友マイク・ヘイゼルウッドとの共作で、ユニゾンで聞こえるシンセの使い方があの時代らしいです。