Another Days

tomorrow's another day、some say …

ビグサー、4キング

【オムニバスを聞く日曜日】Celebration~Recorded Live Big Sur Folk Festival Monterey , California 1970(Ode:SPX77008-US'70)
カリフォルニアのモンタレーで60'sに行われていたビッグ・サー・フォーク・フェスは、ジョーン・バエズが中心となって商業的ではないアーティストによるこじんまりとしたフォーク・フェスとして知られてましたが、音源化された70年の7回目は、前年の第6回が「Celebration」としてドキュメンタリー映画化(CSN&Y、ジョニ・ミッチェル、オデッタ、ジョン・セバスチャンら)された関係で注目を浴び、Odeよりルー・アドラーのprodでリリース。スワンプウォーターをバックにしたリンダ・ロンシュタットビーチボーイズ(しかも”Wouldn’t It Be Nice?”ではねえ)、メリー・クレイトンなどちょっと商業的すぎると、真摯なフォークファンに反発されたのか翌年を最後にフェスも終焉を遂げました。有機的なイメージのこのジャケは昔から好きでした。
ちょっと気張り気味のリンダの”Lovesick Blues”は、アーロ・ガスリーもやってたもの。バックはジョン・ビーランド(g)率いるケイジャンなカントリーロックのスワンプウオーターです。

https://www.youtube.com/watch?v=_QZxkGD40CA

フォークというよりはゴスペルのメリー・クレイトンは場違いではありますが名演。S&Gの有名曲のカヴァーです。”Bridhe Over Troubled Water”。

https://www.youtube.com/watch?v=Mw3X8jD0O7M

 

 

 

【名曲リレー2204】across#2

■Across The Great Divide / The Band(’69)

有名なザ・バンドのセカンドに入ってる1曲目ですが何故か後年ライヴのレパートリーとして残る代表曲になりえなかったのが残念。この「The Band」でのリチャード・マニュエルのいきなり歌いだすスタジオ・ヴァージョン大好きです。基本は三連のロッカバラードなんですが長閑なホーンと言いすき間を縫うガースのオルガンといい味わい深い。77年頃東芝からROCK GREATEST1500という廉価盤のシリーズが出てラジオでかかったのを聞いた初ザ・バンドの曲でした。ライヴ・ヴァージョンは歌い方ちょっと勿体付けるんでイマイチ(^^)

https://www.youtube.com/watch?v=1RmUMB-dsvo

【今日のバカラック】Walk On By

バカラックとは切っても切れない関係にあるようなディオンヌ・ワーウィックの64年のヒットが”Walk On By”です。バカラックとは知らなかったのですが、絶好調だった「Black & White」の頃のストラングラーズが力技でカヴァーしててカッコいいなあと思った記憶、90'sに渋谷ON AIRで見たローラ・ニーロが弾き語りで歌いだした時のトリハダだった記憶など浮かんできますが、一番好きなヴァージョンはソフトロックのフォー・キング・カズンズ。

何やら米ショービジネス界の有名なキング・ファミリーの女性グループというだけでライナーには何の情報もなかったのですが、スタイリッシュなアレンジがかっこよかった。

https://www.youtube.com/watch?v=z7rYMauSxlU