Another Days

tomorrow's another day、some say …

ダンカン、ブレッド

【金曜は雨の歌’22】Ragged Rain Life / Duncan Brown

ダンカン・ブラウンの72年作に入ったこの曲。クラシカルgの名手で後にメトロと言うバンドをやった人です。ミッキー・モストのprodで彼のレーベルRAKから出てました。この曲には不思議なムードがあります。OGWTの動画をどぞ。長髪なんだけど耳出してるのね。

https://www.youtube.com/watch?v=unsGIEAmx1Y

 

【名曲リレー2027】man#3
■The Guitar Man / Bread(’72)
ファンの方には悪いがブレッドはどれ聞いても同じような感じでベストで十分という思いは今でもあります。LP時代にもCD時代にも同じようなアンソロジーを買いましたが、結局手放すことに。それでもある日、ある夜急にサビの部分が脳内再生され聞きたくなる。“The Guitar Man”は72年の同名作からのシングルで最高位11位のヒット。デイヴィッド・ゲイツのメロディー作りのうまさはさすがだと思いますが、甘いゲイツ、辛目のジェームズ・グリフィンがいてこそのブレッドだと思います。
 
【新・私を形成する100本の映画】#28 妹(’74日本)
結構ヘンな映画ではあります。かぐや姫のヒット曲「神田川」に始まる3本目の歌謡映画で、この頃になるとタイトルとかぐや姫を曲が流れるだけ(さすがにと思ったのかふすま1枚向こうで寝る、とか味噌汁を作らせるといった強引な設定がありました)。
 鎌倉でアンノン族(死語)相手のブティックをやってる旦那(式は挙げていない)と喧嘩して、引っ越し屋をやってる兄(林隆三)がいる早稲田の実家に帰ってきた妹ねり(秋吉久美子)の話。旦那は失踪し家族が探そうとしてるが、ねりの説明は要領を得ない。そのうちねりは実家を飛び出し兄の恋人(吉田日出子)の紹介で焼き鳥屋(腱鞘炎の元ソープ嬢〜当然当時は旧表記〜の娘がいる)に住み込みで働くようになったり、旦那の兄夫婦が心中したり、鎌倉のアパートに兄が贈った花嫁衣裳を持って帰ったねりが再び失踪したりと脈絡ないような出来事が起こる中、兄は消えた妹を探すためトラックでおでん屋の屋台を始める~と筋だけ(キモの部分はボカしてありますが)書いてても意味不明です。藤田敏八監督らしいといえばらしい。とにかく地下鉄の駅の汚さ、早稲田界隈や原宿や鎌倉の当時の街並みも印象的。秋吉久美子はもちろん、アンヌ隊員でおなじみのひし美ゆり子もヌードあり。木田高介の劇伴音楽では鈴木茂としかいいようがないgが聞けるのもまたよし。