Another Days

tomorrow's another day、some say …

バーズ、スティームパケ

【月曜はバーズの30曲】19・Nashville West
"Nashville West"は、ナッシュヴィルの西=カリフォルニアの事を指すらしい。クラレンス・ホワイトがバーズ以前にいたブルーグラス・バンドの名前で、バーズは「Dr.Byrd」のアルバムで同名のインストを披露。ユーモラスで親しみやすいが実は難易度の高い演奏です。グループ末期の71年のロイヤル・アルバート・ホールでのライヴから。「Live At Royal Albert Hall」(’08)はSundazedからリリースされました。
 
 

【名曲リレー2023】smoke#3

■Holy Smoke / Steampacket(‘65)

ティームパケットは、トリニティ以前のブライアン・オーガー&ジュリー・ドリスコールをフィーチャーしたR&Bユニットで、ここにはロング・ジョン・ボルドリーとロッド・スチュワートという強力なvoがおりましてジュールズを加えて3枚看板だったようです。オーガーのオルガンを前面に出したスタイルですが結局短命に終わりアルバム片面程度の音源を残したっきり。二人はトリニティを組み、ボルドリーはブルーゾロジーを率いたのち(ここのピアノ弾きがエルトン・ジョンでこのジョンという芸名はボルドリー由来、エルトン映画ではジョン・レノンとされてたそうですが(失笑))ソロに。ロッドはショットガン・エクスプレスを経てジェフ・ベック・グループへ参加します。Charly盤LP「First Supergroup」のイラスト(このサムネ)は妙に味がある感じで好きです。“Holy Smoke”は。モッドジャズ的なインストです。原盤はBYG。

https://www.youtube.com/watch?v=puMz9pVfozQ

 

【先週の読書】

 

22086■幻想と怪奇8~魔女の祝祭(新紀元社

魔法と魔女をテーマにした特集で「ミス・コーネリアス」(W・ハーヴィ)「聖所」(E・F・ベンスン)「奥義書」(M・サマーズ)、「コーベット氏の蔵書」(M・アーウィン)、「ひとり残る者」(M・ボウエン)がいい。いつもよりも読める話が多かった。「生贄の池」(ブラックウッド)は期待外れ。「魔女の谷にて」(S・ローマー)は読めなかった。

22087■流 / 東山彰良(講談社文庫)
再読ですが、台湾を舞台にしてるため登場人物の名字がこんがらがってなかなか読みにくかったこと忘れてました。中国と台湾の緊張が高まる前に着手したんですがなかなか進まず。ミステリと青春ものが一緒になった面白さあります。ただ慣れてくるまで読みにくいことこの上ない(^^;;(2015)
22088■熱帯 / 森見登美彦講談社
2年前にこれを読んでモリミーを全部読もうと思ったのですが、このあと「四畳半タイムマシンブルース」が出たっきり、なんで次出る新作は新規のくせに古参みたいな顔して楽しもうっと。さてこれは実験的な怪書でありますが、「千夜一夜物語」をモチーフにした話の登場人物が次々と語ってゆく話。前半と後半で世界が違いますが、前半の世界はとてもミステリアスで好きです。