Another Days

tomorrow's another day、some say …

マン、ザ・バンド

【月曜ソングライターズ】バリー・マン=シンシア・ウエイル

88位はこの夫妻。今でも悩むのはWeillはウエイルなのかワイルなのか。昔はこのコンビの曲がいいとか言われても全然ピンとこなかったのですが、さすがにそれはない。マンは「Lay It All Out」という素晴らしいソロは絶品だと思います。エルヴィスやBJ・トーマスがとりあげた"I Just Can't Help Believing"は大好きな曲。バリー・マン自らの録音もあります('68)。

https://www.youtube.com/watch?v=gPA9DAiagFQ

 

【名曲リレー1889】talk#2
■We Can Talk / The Band('69)
「Big Pink」の中でも、そしてザ・バンドの前曲の中でもあまり語られない”We Can Talk”は、リヴォン、リック、リチャードの3人のvoが交差するダイナミックな魅力があります。「Stage Fright」の拡大ヴァージョンに入った71年のライヴヴァージョンでこの曲を大いに見直しました。
 
【先週の読書】
22015■冬華 / 大倉崇裕祥伝社
読書グループのお友だちに教わったこのシリーズ、やっと冬まで来ました。サクサク読めすぎるのもなあ…と早すぎる展開にやや不満。倍の分量でもいいのでじっくりと書いてほしかった気もします。前2作はミステリ的側面がありましたが今作はアクション中心。一昔前には「冒険小説」と一言で表せたジャンルです(2021)。
22016■幻想と怪奇7~ウィアード・テールズ・恐怖と冒険の王国(新紀元社)
その昔は「ウィアード」と聞くとワクワクしたもんでしたが、最近はどうも… ご存じの通り戦前からスタートした悪名高きパルプ・マガジンでB級ならではのテイスト満載の怪奇、SF、犯罪系小話集でして、ここを出発点とした大家が多いことから必要以上にもてはやされてる感はあります。さて今回は新訳を含め再録ものが多くラインナップを最初に見た時ほど心は揺れませんでした。ハワードのコナンもの「消え失せた女たちの谷」やクラーク・アシュトン・スミスの「アンポイの根」、ニクツィン・ダイアリスの「うなばらの魔女」はまあまあ(2021)
22017■天来の美酒・消えちゃった / A.E.コッパード(光文社古典新訳文庫)
「消えちゃった」を平井翁が紹介して名前を知ったコッパードは、どっちかというと「奇妙な味」系の人か。この南條さん訳の短編集、あまりピンとこない話が多く結構??でした(2009)