Another Days

tomorrow's another day、some say …

ストリートウォーカーズ、ハイム

【月曜ソングライターズ】オーティス・ブラックウェル

ローリング・ストーン紙が選ぶソングライター100組の98位はオーティス・ブラックウェル。50's~60'sに活躍した黒人R&B~ロックンロールのライターで一番有名なのはエルヴィスの"Don't Be Cruel"やリトル・ウィリー・ジョンやペギー・リーの”Fever”でしょうか。93年に「Brace Yourself」というブラックウェルのトリビュート盤を買ったことがありますが、デビー・ハリーが”Cruel”をタイトル曲をロニー・スペクターが歌ってました。という前ふりとは関係なく、”Daddy Rolling Stone”。ザ・フーがカヴァーしてたことは知りませんでしたが、なんといってもこの曲はロジャー・チャプマンが歌うストリートウォーカーズのヴァージョンがサイコーです。

https://www.youtube.com/watch?v=GXJywCA_fEY

【名曲リレー1875】well#2
■Oh Well / Haim(’14)
たまには新しいのを、と言ってもさっき見つけたので知識は後付けも後付けです。シスコで結成されたハイムというバンドで、エスティー(b)、ダニエル(vo,ds)、アラーナ(g,kb)の3姉妹を中心としたバンドとのこと。初期のフリートウッド・マックのレパートリー”Oh Well”は最近ではパープル、古くはロケッツがカヴァーしてたロック・クラシックですがこの14年の野外ライヴは結構爽快です。若いおねーさんのバンドはいいなあ、と改めて思った次第(^^)
 
【先週の読書】
22010■中野のお父さんの快刀乱麻 / 北村薫文藝春秋
書物・文学の世界の小さな謎を、中堅編集者の主人公の父(中野在住)がスパッと切るシリーズの3作目。ペダンチックなのはそういうテーマだから仕方ないけど、コロナ禍の話も書かれてはいますが、ちょっと飽きてきました(すいません)。単純にテーマに興味が持てない(映画「動く標的」とロス・マクドナルドの原作について語った「瀬戸川猛資空中庭園」は別ですが)だけなんですが…(2021)。
22011■オリンピックにふれる / 吉田修一講談社
去年全集が出て、何となく僕の中では一息ついてた吉田さんの出てたことも知らなかった短編集。といっても10年以上前に書かれた短編3つに、TOKYO2020開催時に読売の朝刊に連載された”東京花火”(=”オリンピックにふれる”というのが元の題)を加えたもの。関連性はないけど、香港、上海、ソウル、東京を舞台にしたスポーツに絡んだ主人公の作品で妙な統一感あります。特に”東京花火”はまったくもって吉田さんらしい短編でした(2021)。