Another Days

tomorrow's another day、some say …

パヴロフ、ガスリー

【木曜は君の名は?】Julia / Pavlof's Dog('75)
 
プログレ的な扱いで日本では紹介されたパヴロフス・ドッグは、セント・ルイスで結成された5人組。デイヴィッド・サーカンプの奇妙なvo(笑気ガスを浴びたブルー・オイスター・カルトと評したのはローリング・ストーン紙でした)がインパクト強いのです。後にColumbiaから再発されるのですけど、ファースト「Pampered Menial」(白枠があるジャケ)は原盤ABCで75年にリリースでした。
 
【名曲リレー1841】home#2
■Rollin’Home / Guthrie Thomas('75)
70's半ばの日本のsswファンの間で大きく話題になったのがメジャーのCapitolから出たガスリー・トーマスの「Guthrie Thomas」('75)でした。こうした放浪をテーマにしたスタイルのsswというのは少々食傷気味ではあったのですが、ウディ・ガスリーを思わせるフォーキーでシンプルな音作り、歌作りに説得力があった事、そしてノーマン・シーフによる印象的なジャケットもあって、一部のメディア(まあNMMでしたが)や輸入レコード屋では熱心な支持がありました。僕は次のセカンドを先に聞いたのでそこまでのインパクトはなかったのですが、この辺を最後にこうした音は、スティーヴ・フォーバートの例外はありますが、メジャーから出てくることは少なくなり、sswは、商業化したAORや西海岸風となってゆくのです。”Rollin’Home”は1曲目です。