Another Days

tomorrow's another day、some say …

トンプソン、JG

【金曜はパイドセレクション】Highway 101 / Robbin Thompson('76)

76年12月の広告から。

ロビン・トンプソンはポコの「Indian Summer」でティモシーと共作してた曲あったなあと思い出しますがソロは聞いたことない。Nemperorというレーベル故あまり話題にならなかったのかな?prodはファイアフォールやポコのジム・メイスンでリック・ロバーツやティモシー、メリサ・マンチェスターらがコーラス参加。ややハードな西海岸の音でした。2段目にはカット・アウトの紹介で、オーリアンズの前身ボファロンゴ(キング・ハーヴェストでヒットした”Dancing In The Moonlight”もやってます)やsswのマーク・ジェイムズも紹介されてます。

https://www.youtube.com/watch?v=4GZLb82hH5g

https://www.youtube.com/watch?v=r6dFjDQx_BQ

https://www.youtube.com/watch?v=P82gOKHg3go

【名曲リレー1793】out#2
■Out Of Control / James Gang('72)
ドミニク・トロイアーノ(g)をフィーチャーした第2期ジェームズ・ギャングは「Straight Shooter」でハードロック路線を打ち出したのですが、次の「Passin’Thru」ではファンキー路線とメロディアスなバラード、カントリーロックなど様々な方向性が出て混沌しています(その辺がたまらなく好きですが)。僕としては最初期に買った輸入盤(名古屋のデパートの催事でやってた「直輸入盤フェア」みたいな企画)として忘れがたいです。”Out Of Control”は、トロイアーノの伸びのあるgが耳に残るポップ曲です。このあとトロイアーノは脱退しトミー・ボーリンが加わり再びハードロック路線となります。
 
【「マタンゴ」('63)雑感】
当時の東宝のファンタスティック系は、怪獣物、宇宙SF、怪奇幻想ものが3本柱でどれも対象は成人でした。怪奇幻想ものは、人間が変化してしまう「美女と液体人間」「電送人間」「ガス人間第1号」ときて次が「マタンゴ」になります。原案はウィリアム・ホープ・ホジソンで星新一らが脚色しています。漂流して無人島に流れ着いた7人の男女の極限状態からくる疑心暗鬼と裏切りの数々。特に食糧難で豊富にある野生のキノコを食するとキノコ人間になる→しかし腹は減る→早く楽になりたい、という図式。この7人は青年実業家でヨットオーナー(土屋嘉男)その愛人のクラブ歌手(水野久美)、オーナーの雇われヨット船長(小泉博)、ヨットマン(佐原健二)、新進作家(太刀川寛)、大学助教授(久保明)、その婚約者の女子大生(八代美紀)と一癖ある俳優たちが熱演。善人はだれもいない。小泉、佐原も悪人というのがユニークです。話は最後に生き残った久保明の告白という形になりますが最後ショッキングがシーンでオチ。こういうしっかりとした作りを含め古式ゆかしい西洋怪談を日本向けに翻案した手腕はさすがです。マタンゴの造形は仮面ライダーの「キノコモルグ」に生かされた?例によって初見は大学時代のオールナイトですが、期待大きかったのでちゃんと起きて待ってました。