Another Days

tomorrow's another day、some say …

フロイド、ガルブレイス

【月曜はじっくり聞こう】Pink Floyd @Pompeii('72)
これは昔からソフト化もされた有名なやつ。イタリアのポンペイ遺跡での無人のライヴに、別の場所で撮ったライヴ動画を加えたもの。もちろんストレートなカメラワークでなく、加工映像もあり。部分は見たことありますが通しで見るのは初めてかな。選曲は「狂気」以前のベスト的なもの。意外とニック・メイスンのdsの躍動感に驚きます。初期の曲はかなりサイケっぽいなあと改めて感じます。
 
0:00Intro
01:42 Echoes Part I  
13:20 Careful With That Axe Eugene  
19:44 A Saucerful Of Secrets
29:45 One Of These Days I'm Going To Cut You Into Little Pieces
35:25 Set The Controls For The Heart Of The Sun
45:23 Mademoiselle Nobs  
47:14 Echoes Part II
 
 
Heep
 
【名曲リレー1789】just#2
■Just Be You / Rob Galbraith(’76)
ロブ・ガルブレイスは、10年くらい前かな再評価された白人R&Bシンガー。70年の「Nashville Dirt」、76年の「Throw Me A Bone」はどちらも結構高値で取引されてたらしいですけど現在はCDで聞けます。デニス・リンドらとやっていたジューバル(Jubal)という白人ゴスペル・バンドはなかなか良かった。”Just Be You”は、76年の2枚目から。AOR直前の青眼ソウルなり。
 
【先週の読書】
21139■インフォデミック・巡査長真行寺弘道 / 榎本憲男(中公文庫)
ついに新作に追いついてしまった第5作。1年前刊行され堂々と新型コロナをテーマに(裏テーマは自粛警察と自由)しています。第5波が収まった今読むのと2か月前に読むのとでは全然感じ方も違うだろうに… はっぴいえんどと浅川マキなどモデルとなった元ネタがわかるのでさらにニヤリ。もうこれは警察小説というのとは違いますね(^^) 「DASPA」シリーズ(未読)ともリンクしています(2020)。
21140■怪異十三 / 三津田信三編(原書房
三津田信三さんというホラー~ミステリ作家はどうも肌が合わない感じもありますが、三津田さんがセレクトした英米の怪談のアンソロジー。有名な作品もありますが、和ものでは知らないものもあって意外な拾い物も(「竈(かまど)の中の顔」(田中貢太郎)はかなりショッカーな短編でした)。多分肌が合わないというのは、「その作品がスーパーナチュラルなのか?理詰めで解釈できるミステリなのか?知らずに読むのがベストの設定」とあとがきで書かれてる部分。僕は断然前者なんで、ミステリなら他のタイプを読みますので(^^)
21141■昭和の犬 / 姫野カオルコ幻冬舎文庫
この前初読みだった姫野さん。これは出世作というか直木賞受賞作。自伝的な色濃いのでしょうか。この前読んだ「青春とは」にも設定が似ております。滋賀県出身で、両親が結構問題あって(父親は戦中にシベリア収容所におり無口、キレる(ここでは「割れる」と表現)とかなりやばい)、で、幼少の頃は他家に預けられて育った主人公と犬猫のかかわり。章がその時代の海外ドラマのタイトルがついてます。最後の方は結構いい話になるのが意外(2013)。