Another Days

tomorrow's another day、some say …

カーラ、マディ、ELP

【名曲リレー922】flying#2

■Flying High / Karla Bonoff('77)

カーラ・ボノフのファーストに入ってた曲ですが、当時のライヴのレパートリーから外れてたんで(当時よくFMでライヴ音源をOAしていてエアチェックしたものをよく聞いてました)、結果的には後になってLP買って知った曲でした。Asylumでは異色の黒人sswスティーヴ・ファーガスンの作品(ソロには未収録)。ポップな曲調とダン・ダグモアのsteelが心地いいです。

https://www.youtube.com/watch?v=Lakr7zCGU-0

 

【鱧の40曲】40・Caldonia / Muddy Waters('75)
 
最後はポール・バタフィールドにもう一回登場を願って、この曲を。まマディ・ウォーターズの「Woodstock Album」('75)は、ザ・バンドからガースとリヴォンが参加し、僕なんかにも聞きやすい1枚。再結成・ザ・バンドのステージ(初来日)でも聞かれたルイ・ジョーダンのジャンプ・ナンバーです。
 
 
【日曜は世界一周】3・The Great Gates of Kiev
 
モスクワから列車でウクライナ入り。ウクライナの首都はキエフで、とくればもちろんムソルグスキーの「展覧会の絵」に入った”キエフの大門”です(「ウクライナの銀狐」で思い出す偽札づくりのエピソードはルパン三世のファーストシリーズですがそれはまた別の話)。webを見ると駿河台のニコライ堂的な、正教会独特のドーム型の教会の写真が多く出てきます。正教会とは、11世紀ににキリスト教が東西に教派によって分裂した東方教会のこと。
この曲のELPのヴァージョンは、ラヴェル編曲のヴァージョンを下敷きにしているのだとか。グレッグ・レイクが書いた歌詞を朗々と歌い、エマーソンの攻撃的なシンセが印象的です。
71年にIslandの廉価レーベルHelpからリリースされたこのライヴ盤「Pictures At Exhibitions」は日本では70's後半中学生が音楽の授業で流されるくらいポピュラーで、オリコン2位だったとか。ステージでは少し前から取り上げられ評判で、そもそもブート対策で音源化したということで、日本ではELPの代表作のように言われてました(当時)が、本人たちの思惑は違ったようです。