Another Days

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ボンド、ヘッドストーン

【金曜はメロトロンの世界(新)】1・Lease On Love / Graham Bond Organization('65)

メロトロンという鍵盤楽器の音色に哀愁を感じる方は多いと思います。60'sにはサイケ、70'sにはプログレのジャンルで使われたこの鍵盤楽器は操作、メンテナンスが複雑

なことからより便利な楽器に取って変わられましたが近年またその魅力ゆえ復活の兆しもあるのだとか。

wikiによると「メロトロン(Mellotron)は、1960年代に開発された、アナログ再生式(磁気テープを媒体とする)のサンプル音声再生楽器である」とあります。つまり弦楽器や管楽器の音をだせるキーボード。サンプリングという発想のルーツに近い。いまではごく当たり前の機能なのですがアナログゆえ独特のゆらぎ感のある疑似音が琴線に触れます。

まずはロック関連で最初にメロトロンが使われたという65年のグラハム・ボンド・オーガナイゼーションのシングル”Lease On Love”から。軽快なビート曲ですが合間に挿入されるかすれた音色のメロトロンが意外といい味を出しています。弾いているのはボンドでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=7NQT1HeL1_g

 

 

【名曲リレー2167】turn#3

■Turn Your Head / Headstone(‘75)

レアバードのマーク・アシュトン(vo)とアトミック・ルースターのスティーヴ・ボルトン(g)が組んだヘッドストーンは2枚のLPを出してますが、75年のセカンドではピーター・ヴァン・フッケ(ds~後にマイク+メカニックス)やジェローム・リムソン(b~後にオートマティック・マン)らが加わっています。プログレ風味もある音ですがアメリカナイズされたメロディもあってなかなか魅力的。シングルになった“Turn Your Head”は西海岸風メロディにジョー・オドネルのviolinが後半絡みます。

https://www.youtube.com/watch?v=1xi_cAUQi-Y