Another Days

tomorrow's another day、some say …

ムーディーズ、アードレイ

【フルート・フライデー】Legend Of A Mind / The Moody Blues('68)
ムーディー・ブルーズに関しては全く門外漢なのですが、数年ぶりに最近またちゃんと聞いてみたい気もしてきました(以前玉砕だったのにもかかわらず)。この”Legend Of A Mind”はLSD文化のアイコンだった心理学者のティモシー・リアリーについて歌われたもので、68年の「In Search of the Lost Chord」に収録。全英#5まであがったヒット曲でメロトロンやフルート(作者のレイ・トーマスが吹いています)が適材適所と言う感じで使われています。

https://www.youtube.com/watch?v=2WMA3LVi6Zg

 

【名曲リレー2146】in the dark#2

■Leap In The Dark / Neil Ardley(‘79)

70's末にキングから出てた「ヨーロピアン・ロック・コレクション」が「そうだイギリスもヨーロッパだ!」と開き直ってブリティッシュロックを紹介し始めたのは嬉しい限りでした。60'sにはニュー・ジャズ・オーケストラにいたと言われても当時全然ピンとこなかったニール・アードレイの「Harmony Of Spheres」('79,Decca)も、その流れで紹介されたのですが、想像してた耳触りのいい後期ソフト・マシーンよりも、もっときらびやかでかっちりした印象。シンフォニックな響きもありました。バンドと言うよりは大所帯のアンサンブルです。アードレイはkb奏者なんでここではシンセを中心にプレイ。イアン・カー(tp)、バーバラ・トンプソン(ss,fl)ら菅も好サポートです。”Leap In The Dark”は名演かも。

https://www.youtube.com/watch?v=97a9yUgLWCE

Just Like Stone / Ton Ton Maccoute(’)

キーフによるジャケットは数あれど、荒涼感のかもし出し度では、インディアン・サマーかトン・トン・マクートでしょう。中身も知らずにRepertoireからCD化された際には、問答無用で買い求めました。fluteやvibeが出てくるスムースなジャズロックで、まあ安心はしたのですが、正直ジャケに負けてる感じは今もします。メンバーは解散後、"Halfway Hotel"のヴォイジャーを結成します。RCA傘下のアンダーグラウンドなレーベル、Neonからのリリースでした。バンド名はハイチの秘密警察から取られてるそうです(つまりKGBの仲間ですね)。

”Just Like Stone”は1曲目でした。

https://www.youtube.com/watch?v=suQb5e21VOI

 

 

 

 

 

 

 

 
 

全く知りませんが、オランダのハードロック・バンドだとか。ピューズ・プレイスというバンド。ヘヴィな演奏がいったん休止し、コーラスで始まるとビートルズ曲と分かりました。なかなかかっこいいです。そして後半はfluteが出てきてプログレ風味に。69年の「West One」からの”Drive My Car”。

キングのユーロロックシリーズで買った1枚。Grogというレーベルから出たイタリアン・バンドの76年の唯一作から。室内弦楽的なフルートと荘厳なメロトロン、そしてイタリア的なこってりとした歌がとても素敵なオープニング曲です。

 

 

タイトなdsとうなるbassに絡みつくようなテーマを繰り返すfluteが心地いい”Lowdown”は、ボズ・スキャッグスの「Silk Degrees」に入った名曲。fluteはバド・シャンクかジム・ホーンかプラス・ジョンソンかわかりません。