Another Days

tomorrow's another day、some say …

ポップエラ、ジャクソン

【オムニバスを聞く日曜】Quick Before Catch Us ~The Pop Era Vol.1(Sequel:NEXCD108-UK'90)

再び「Eraシリーズ」の話を。まあ便宜的に分けてるのでしょうが「Pop Era」といっても60'sのPye音源を使ったビート曲(R&B色は薄いけど)が並んでます。

タイトル曲となった”Quick Before They Catch Us”はクラウス・フォアマン(ヴーアマン)がいたパディ,クラウス&ギブソンによるキャッチーなナンバー。サジタリアスのナンバーを取り上げたカーター&ルイスのアイヴィー・リーグの”My World Fell Down”は僕にとって初めてのカート・ベッチャー曲体験でした。まあこの辺はそこそこ有名ですが後にハーモニーポップ、サンシャイン・ポップとして評価されるものも収録。オニクスの”You’ve”Gotta Be With Me”なんて知らざれる名曲だと思います。ある意味「Beat Era」や「R&B Era」よりも「Pop Era」がしっくりきました。

https://www.youtube.com/watch?v=qTIZs_ND24Q

【名曲リレー2134】child#2

■The Only Child / Jackson Browne(’76)

妻フィリスがノイローゼから自死に至った事件を挟んでリリースされたジャクソン・ブラウンの4th「The Pretender」はより内面を深く掘り下げたものから社会的な警告の歌まで幅広く、「Late For The Sky」と並んで当時のsswファンに深く愛された1枚でした。”The Only Child”はタイトルから実子イーサン(当時は幼かった)の事を思い出さずにはいられないです。当時のライヴではデイヴィッド・リンドレーのfiddleが情感深く聞こえます。

https://www.youtube.com/watch?v=c66VqKb6jCI

さらに続いて「R&B Era」の話。60'sPye音源を使ったR&B、モッドなバンドを集めたコンピです。有名なシリル・デイヴィス&R&Bオールスターズ(ニッキー・ホプキンスをフィーチャー)に始まるこのコンピはホワイトブルーズ以前のブルーズが勢ぞろい。タイトルとなった”A Shot Of Rhythm”&Blues”はアーサー・アレクサンダーで知られる曲をサンダウナーズによる演奏で。フックフットの前身となったソウル・エージェンツのモッドな"Let's Make It Pretty Baby"はジョン・リー・フッカーのカヴァー。商業的な成功はしませんでしたがリアル・モッズバンドとして知られたザ・ゲームの”Gotta Keep On Moving Baby”もカッコいい曲です。