Another Days

tomorrow's another day、some say …

メイスン、ウィークエンド

【木曜は未聴の名盤】Split Coconut / Dave Mason(’75)
 
デイヴ・メイスン75年作。次が区切りをつける2枚組ライヴ「情念」なんですが、そこでは近作であるこのアルバムからのセレクトが実に少ないのが謎。タイトル曲はかなりファンキーで名演なんですが…ジム・クリューガー(g)、リック・ジェイガー(ds)、ジェラルド・ジョンソン(b)にマーク・ジョーダン(kb)のメイスン・バンド(マイク・フィニガンは未参加)がバッキング。メロディアスというのがこの人の書く曲の持ち味なのですが、”She’s A Friend"、”You Can Lose It”はその流れに乗ったもの。そしてドラマティックな泣きのgが入った”Long Lost Friend”や”Save Your Love”は、またこの人の真骨頂でもあります。となるとファンキー路線の”Split Coconut”は少し浮いてます。
 
 
【名曲リレー1486】affair#3
■End Of The Affair / Weekend('82)
日本でネオアコと呼ばれた一連の集団のうち最初期の人たちはCherry Redのトレイシー・ソーンとベン・ワット(のちにエヴリシング・バット・ザ・ガールを再結成し本格的に活動)のカップルとRough Tradeのヤング・マーブル・ジャイアンツを解散したウィークエンド、ジスト周辺でした。つまり当初はインディーならではのアイデアでアコースティックな楽器編成でやってみたら面白かった~という感じだったのでしょう。アリソン・スタットン(のちにワーキング・ウィーク)のけだるいvoとアコギが印象的な”End Of The Affair”は唯一のスタジオ作「La Variete」('82)から。この辺のパストラルなイラストを描いてるのはジストに移った元YMGのスチュワート・モクソハムのGF、ウエンディ・スミスで、12"とかお店で手に取ると所有欲沸きますね。