【メカゴジラの逆襲('74)雑感】
結果的に昭和ゴジラ最終作(正確には違うけど)となったシリーズ第15作。毎週やるTVの特撮物に押され、怪獣映画斜陽の中、観客動員数が激減の為東宝はシリーズ終結を決めたものの、本多猪野四郎監督＝田中友幸製作＝伊福部昭音楽コンビ(特撮は中野昭慶）が復活し有終の美を飾った感があります。オープニングのクレジットでは前作の沖縄戦のハイライトで往年のゴジラシリーズの感じが戻ってきて期待が高まります。世界観は前作の正規の続編で、ブラックホール第3惑星人による逆襲に、平田昭彦演じる学会から追われた老科学者の復讐、更にはサイボーグ少女(藍とも子～人工乳房も話題に）と若き海洋学者（佐々木勝彦～祖父の代から3代にわたってゴジラシリーズに出演とは知らんかった）の恋を交えた盛りだくさんな内容。チタノザウルスのシーンが多すぎるのが残念ですけど、メカゴジラも悪くない。ただゴジラもメカゴジラも登場は40分過ぎなので…他には後の阿川泰子の麻里とも恵、睦五郎、大門正明、内田勝正ら。中丸忠雄、沢村いき雄、小川安三、佐原健二の起用がやはりうれしいです。
【金曜はパイド・セレクション】ハニーズ
83年6月のPPHの広告から。
60'sのサーフィン系ガールズ・グループの代表格だったマリリン・ウィルソン(ブライアン夫人）をフィーチャーしたハニーズは、70'sにスプリングとして活動してましたが、熟女になった70's後半にハニーズとして再結成されパワーポップな音を出してます。なぜか北欧盤でした。
