Another Days

tomorrow's another day、some say …

リオン、スペディング

【月曜はじっくり聞こう(新)】Leon RussellーLive At The Fillmore East 24-11-1970
 
ブレイク前夜のリオン・ラッセルのフィルモア公演。ディランの”北国の少女”のカヴァーで始まり2曲は弾き語り、トゥーサンの”Get Out Of My Life”からバックが付きます。リズム隊はマッスル・ショールズのフッド&ホーキンス(後にトラフィックへ)で、プレストン、クーパーといったシェルター・ピープルの名前も。コーラス隊にはキャシ・マクとクラウディア・レネアー。オリジナルとカヴァー半々で、公式に出た3LPほどゴスペルファンク色はなく聞きやすい。
Leon Russell / vocals, piano, guitar Don Preston / lead guitar, vocals Joey Cooper / guitar, vocals John Gallie / organ, vocals David Hood / bass Roger Hawkins / drums Claudia Lennear / vocals Kathi McDonald / vocals
 
 
【名曲リレー1782】listen#3
■Listen While I Sing My Song / Chris Spedding(’72)
クリス・スペディングの場合、僕は”Guitar Jumboree”やらロバート・ゴードンやエリオット・マーフィーと一緒にやったロッキンな活動の方が印象に残ってて(リアルタイムやし)、ジャズっぽい初ソロななんでだろう?と思ってました。そもそもニュークリアスやバタード・オーナメンツにいた人ですから。「The Only Lick I Know」('72)は3枚目のソロで英スワンプ的な部分もあるガッツなロック。”Listen While I Sing My Song”の後半の弾きまくりgは結構カッコいい。
【先週の読書】
21137■男ともだち / 千早茜(文藝春秋)
すでに何度か挙がってる作品ですが、この前の「プティフール」で気になった千早さん、改めて代表作と言われる「男ともだち」読んでみました。こういうストレートな恋愛もの久しぶりでした。共感は出来ないけど読後感悪くなく次の作品も読んでみたいなあ(2014)。
21138■眠らないため息(幻冬舎文庫
大沼紀子、小手鞠るい須賀しのぶ千早茜、中島桃果子、蛭田亜紗子、宮木あや子の6人による女流「恋愛官能小説集」とありますが、そっちを期待すると違います。むしろ「婚約者からタトゥー除去を頼まれた女性」「売れない小説家」「明治時代、外国人に囲われ上海で暮らす遊女」「デリヘルのバイトしている女子大生」「男子生徒と関係を持ってしまった美術教師」「掃除機にのみ欲望を抱くOL」「卒業後母親に結婚を決められてしまった女子高生」といった特異な設定に注目です。小手鞠るい須賀しのぶ千早茜の3作品がよかった(2011)。