Another Days

tomorrow's another day、some say …

モーリア、グレキャン

【日曜は20人のポール】#17 ポール・モーリア(Paul Mauriat)
17人目はポール・モーリア。今ではイージー・リスニング(よく考えれば耳に優しいというところから始まったんでしょうがすごいネーミングだと思います)という言葉は死語かもしれませんが、70's~80'sにかけて日本でもカラベリ、フランク・プールセル、レイモン・ルフェーブルらとともに人気の作曲家でした(くしくも皆フランス人)。25年マルセイユ出身。元々プールセルのオーケストラでピアノを弾いてたとのこと。65年に独立。68年の”Love Is Blue”(恋は水色)の世界的なヒット(5週連続#1@ビルボードというのは時代的にもすごい)で名前が広く知られるようになりました。”オリーブの首飾り”、”エーゲ海の真珠”など邦題からもゴージャス感が伝わるナンバーを日本でヒットさせています。タイトルは知らなくてもどこかでBGMで使われた曲という認知はあるというようなナンバーが実に多いのです。
 
 
【名曲リレー1748】by#3
■By The Time I Get To Phoenix / Glen Campbell('67)
ジム・ウェッブがグレン・キャンベルに書いた曲で一番は”Wichita Lineman”だとおもうのですが、その次はこの”恋はフェニックス”(しかしこの邦題だと恋は不死鳥の如く蘇る感じ(^^;)。主人公は彼女と別れ「出てゆく」と置手紙をして、アリゾナ州フェニックスにつく頃、彼女はそれに気づくだろう…と歌われますが、いつもの事だと気にも留めないだろう…と続けます。その後ニュー・メキシコ州アルバカーキーに着く頃…、オクラホマに着く頃…と話は続きますが別離の歌なのに、そんなにシリアスに感じさせないのです。切れるように美しいストリングスに乗せてキャンベルが淡々と歌います。
 
【FC】
すずきさんがゲイリー・セント・クレアのバッド・ボーイズを出されてたんで便乗します。解散後ゲイリー・セント・クレアは熱血ゴスペルロックのソロを出しています。ブラックベリーズの強烈なコーラスの入ったものです。かつてレコード・コレクターズ誌の「スワンプ・ロック特集」でイーグルス的な泣き曲もあると書かれてましたが、探してるうちに期待値がどんどん大きくなって現物に出会ったとき。あれっ?と思ったものです。強いて言えばこの辺か?