Another Days

tomorrow's another day、some say …

パープル、エイジア

【日曜は君の名は?】Mary Long / Deep Purple('73)
「肖像」(Who Do We Think We Are)は不遇のアルバムでした。メンバー間の不和が目立ち始め、レコーディング開始のローマでは機材が入らず(この話でいつも思い出すのは荒井注さんのカラオケボックスの話(機材に対し入り口が小さく入らなかった)です)結局中座、初来日をはさんで、ギランが脱退をマネージメントに告げるも保留されそのままレコーディング再開となったわけです。7つの新曲はその後のツアーでもほとんど披露されずギラン&グローヴァーのラストとなった2度目に来日でも(”Woman From Tokyo”すら)披露されず、武道館ではアンコールやらず暴動が起き翌日は中止になりました。”Mary Long”は唯一73年の欧ツアーでやった曲で、コンパクトにまとまった曲だと思いますが、リッチーがスライドを使う時は何となくやる気ないイメージになってしまうのです。しかしパープルにはひどい女の歌が結構多いです。
 
 
【名曲リレー1559】america#2
■Vouce Of America / Asia('85)
このあたりになると全然聞いてません。プログレ畑のヴェテランが集まって鳴り物入りでデビューしたエイジアは、批判などを巨大なセールスでねじ伏せた感じです。ただやはりメンバーチェンジはつきもので功労者のはずのジョン・ウエットンが解雇されるなど(結局一番力があるのはマネージメントだったりします、巨大産業ロックとなってるそういう時代)トラブルを挟んで出た「Astra」は再度ウェットン復帰しスティーヴ・ハウの代わりにコブラのマンディ・メイヤー(g)が参加したものだとか。この”Voice Of America”は堂々たる壮大なポップ曲。大げさですがまだストリングスでごまかしたりせず力強いです。