【名曲リレー1187】no#3
■No Doubt About It / J Geils Band('73)
「Lady Invited」(招かれた貴婦人、でしたっけ邦題?)に入ったJ・ガイルズのカッコイイ曲。メロディーはヤードバーズの”I Ain't Got You”風。あまり話題になることのないアルバムな気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=EjEObJMCVTQ
【水曜壁音】
巨漢のシンガー、ミートローフはテッド・ニュージェントのアルバムで歌を聞かせていましたが、初ソロになる「Bat Out Of Hell」はジム・スタインマンやトッド・ラングレンが裏方で参加。この大げさでしかも3分間の魔法を感じさせる音作りは、明らかにスペクターの影響下にあります。
https://www.youtube.com/watch?v=2t11CwlG444
【先週の読書】⑨2月第4週
森絵都さんも名前は知ってるけど初読みの人です。「風に舞いあがるビニールシート」(文藝春秋)は、「大切な何かのために懸命に生きる人たちの6つの物語」と書かれてた文庫の解説通り、6つの話の主人公は、みな真摯に生きてる人たちで、ちょっと息苦しく感じてしまう部分もあるのですけど、直木賞を取った表題作よりも、夜間大学での伝説のレポート代書きの先輩を探す「守護神」や草野球のメンツ探しと休日のクレーマー対策を絡めた「ジェネレーションX」がよかったです。
「狼花~新宿鮫IX」(大沢在昌、光文社文庫)は、近年の新宿鮫では一番のヴォリュームで内容もそれに比例した充実作。新作の順番も待ちがあと2人というところまで来ましたが、図書館は休館になってしまいました。
再開した百鬼夜行シリーズの「今昔百鬼拾遺・河童」(京極夏彦、角川文庫)は、多々良先生登場の回。期待したのですがイマイチ。残念です。