Another Days

tomorrow's another day、some say …

レイット、ウォルドマン

【火曜はカヴァー曲のカ】Right Down The Line

最近のアルバムだと思ってたらもう7年前か。ボニー・レイットが「Slipstream」('12)で取り上げたジェリー・ラファティー曲。昔からそうですが、男性視線の曲をカヴァーするときは歌詞を一部変えてますね。ラファティーの大ヒット「City To City」から”Baker Street”に続くシングルで、オリジナルは一番好きなラファティー曲です。

 

https://www.youtube.com/watch?v=-T_aMNbXVdA

 

【名曲リレー979】dream#3

 ■Horse Dream / Wendy Waldman('73)

全盛期である70'sに日本で一枚も紹介されなかったことから一般的な知名度は低い、というパターンは往々にしてありますが、sswのウェンディ・ウォルドマンもその一人です。LA生まれで、音楽一家に育ったウォルドマン(父親は「ミステリー・ゾーン」や「ペリー・メイスン」などTV音楽を担当した作曲家)は、70's初めにブリンドルのメンバーとしてA&Mに1枚のシングルを残しますがバンドは解散。メンバーにはカーラ・ボノフアンドリュー・ゴールド、ケニー・エドワーズというその後のLAのシーンにかかわってゆく人たちが参加していたのですが、彼らは各人のアルバムに加わ離交流を深めてゆくのです。

 さてチャック・プロトキンがprodしたウォルドマンのデビュー作は、フォーキーでアコースティックながらメリハリも聞いていて、一本調子にはなりません。マリア・マルダーが取り上げた"Gringo En Mexico”や”Vaudeville Man”を収録。名曲”Waiting For The Rain”や”Horse Dream”などを含むこれが早くから紹介されていればと、重ね重ね残念に思います。

https://www.youtube.com/watch?v=emQEuFHpzXY