Another Days

tomorrow's another day、some say …

サウスサイドJ、ウィザーズC、ポール

【名曲リレー796】stone#2
 
■Hearts Of Stone / Southside Johnny & Asbury Jukes('78)
 
ブルース・スプリングスティーンという人は、仲間内にしばしば名曲を惜しげもなく提供してしまう("Fire"しかり,"Because The Night"しかり)傾向にあるのですが、サウスサイド・ジョニーに提供した"Hearts Of Stone"のその中に入るでしょう。スプリングスティーンのフォロワー(といってもほぼ同じ世代)として76年にデビューしたサウスサイド・ジョニー率いるアズベリー・ジュークスの演奏は、E・ストリート・バンドよりも辛口のR&Bといった感じです。マイアミ・スティーヴがprodした「Hearts Of Stone」は確か初めて聞いたサウスサイド・ジョニーのLPだったような記憶。CBSソニ―から分かれ独立したエピック・ソニーの最初のリリース(目玉はボストンのセカンドでしたが)の1枚だったような。繊細さには欠けますがいいメロディー。
 
 

 

HEARTS OF STONE LIVE

HEARTS OF STONE LIVE

 

 

 
【水曜は70'sポール】Mary Had A Little Lamb('72)
 
ウィングスとしてのセカンドシングルで、政治的な前シングル(アイルランドに平和を)とはうって変わったほのぼのしたファミリームードのナンバー。リンダの連れ子のヘザー、ポール夫妻の長女メアリーもコーラスで参加しています。マカロックがmandolin、シーウェルはボンゴを叩くなどアコースティックなムード。
 
 
【紫一家の50曲】44・Until Tomorrow / Wizard's Convention
 
ロジャー・グローヴァーの「Butterfly Ball」パート2ともいえる様なエディ・ハーディン(元スペンサー・デイヴィス・グループ)主導のセッション・プロジェクトがウィザーズ・コンヴェンションで76年にRCAから「Wizard's Convention」が出ています。イアン・ギラン・バンドのマーク・ナウシーフ(ds)やレイ・フェンウィック(g)、フェンウィックのファンシー時代の同僚、レス・ビンクス(ds~ジューダス・プリースト)やモ・フォスター(b~アフィニティ)やらTYAのリック・リー(b)、エクスセプションのリック・V・D・リンデン(kb)ら隙間の隙間な人たちが参加。パープルからは、カヴァーデイル、グローヴァー、ヒューズが参加。この"Until Tomorrow"は4つのパートから成る組曲で3以外はプログレ風味ですがヒューズが気持ちよく歌う3は、ファンキーソウルな世界でまた楽し。