【月曜はAsylumの人たち】12・ジミー・ウェブ
SD規格は5050から5071まで21枚でこれをもってAtlantic傘下から離れElektra Asylumとして7E-1XXXというのが始まるのですが(レコード番号の話ね)、SD5070がジミー・ウェブの「Land's End」。60'sにグレン・キャンベルやリチャード・ハリスに書いた作品で知られるソングライターですが、実は歌いたがる人でもありました。このアルバムは壮大なオーケストレーションの曲もあれば、”Feei In The Sunshine”のようにいかにも西海岸的なキャッチーな曲もありました。ジョニ・ミッチェルのvoを大きくフィーチャー。気持ちいいgはディーン・パークスでしょうか?
https://www.youtube.com/watch?v=NldfBH8kSKM
13・ジョニ・ミッチェル
7E1001となった新生Asylumの第1弾はジョニ・ミッチェルの「Court And Spark」。ジョニが移籍したのは「For The Roses」からですが、従来のフォークにポップ・ソウル・ジャズをミックスさせた作風が新鮮でした。ライヴ盤でバックを務めたトム・スコットのLAエクスプレスも当時旬のバンドでした。「Court & Spark」はジョに描くイラストが可愛らしい1枚でラストに入った”Twisted”はスウィンギーな新たな魅力を感じさせます。コーラスでチーチ&チョンのトミー・チョンが参加。
https://www.youtube.com/watch?v=4Vmq-DHQRF4
Columbiaから破格のギャラで引き抜いたディランをザ・バンドと組ませてツアーを行い、その様子をライヴ盤として出しながら新たにスタジオ作品をレコーディングさせるというゲッフェン社長の夢の実現となった「Planet Waves」
【名曲リレー2885】together#3
■Together Till The End Of Time / Spencer Davis Group(‘66)
SDG時代のスティーヴ・ウィンウッドは若さに任せて突っ走るR&B的なナンバーももちろん素晴らしいですが、歌い上げるバラードもいい。若さゆえ深味はあまり感じませんけど。「Autumn‘66」に入った“Together Till The End Of Time”もそのタイプです。