2022-03-07 マーヴィン songwriters 読書 【月曜ソングライターズ】マーヴィン・ゲイ 82位はマーヴィン・ゲイです。40年くらい前FMの「軽音楽をあなたに」でマーヴィン・ゲイの特集をやって、その時のエアチェックしたカセットこそ、僕にとってもマーヴィン・ゲイ。当然Motown時代で”Sexal Healing”以前なんですが、あの90分テープはよく聞いたなあ。なんでこれが”黒い夜”なのかはわかりませんでしたが。シングルではPt1とPt2に分けられてました。77年のヒット曲です。 https://www.youtube.com/watch?v=qhFNY9zW2F4 【先週の読書】 22023■俺と師匠とブルーボーイとストリッパー / 桜木紫乃(文藝春秋) 北の町のさびれたキャバレーで照明係をやることになった「俺」の元に転がり込んできた年末興行の「タレントさん」ご一行との短くも濃密な日々を描いたストレートな青春もの。桜木さんという人は作品によって好みとそうでないのと差がある感じですが、こっちは好みの方でした(2021)。 22024■日本怪奇小説傑作集3 / 紀田順一郎・東雅夫編(創元推理文庫) 「平成怪奇傑作小説傑作集」の前に出たやつで第3集は平成初めまでを網羅。再読ですが小松左京の「くだんのはは」高橋克彦の「大好きな姉」が抜きんでてるのは前と同じ感想。読後に舌に厭な味わいがのこる不条理な「出口」(吉行淳之介)、スタイリッシュな「門のある家」(星新一)、講談調の「ぼろんじ」(澁澤龍彦)もいい。半村良と都築道夫は別の作品がよい気も(2005)。