【土曜はメリケン一周(新)】Key Largo / Bertie Higgins('81)
しばらくは北米編となります。カリブ海を北上して米最南端はフロリダ州です。キー・ウエスト(そういう名前のカフェバーの奔りみたいな店が80’sに表参道にありました)周辺は小さな島の集合体でOverseas Highwayという一本の道でフロリダ半島とつながっています。そのハイウェイの半島近くにある島がキー・ラーゴ。ジョン・ヒューストン監督の同名映画は、嵐が吹くキーラーゴ島のホテルの一室を舞台としたノワール風味の一本でハンフリー・ボガートとローレン・バコールがいい味を出していました。もちろん映画の事を知ったのは、バーティ・ヒギンズの”Key Largo”からなんですが。日本で郷ひろみもカヴァーした”Casablanca”の方が有名ですけど(LPのジャケも日本独自のイメージ先行で、CBSソニーのAOR戦略に乗っかった人ではあります)、81年#8まで上がるヒットとなっています。トロピカルなAOR曲。いい曲ですけど、こういうののヒットでますますイメージ先行のジャンルとなりました(^^; ところでこの人はほとんどこれ1枚なんですが、レーベルはColumbia傘下のKat Familyというところで、ほとんどヒギンズの再発くらいの会社です。
https://www.youtube.com/watch?v=Ru2tsT32pHA
【名曲リレー1197】lose#3
■Nothin' To Lose / UK('79)
トリオ編成になったUKのコマーシャルなシングル曲。ここからエイジアまではあと一歩です。思えばエディ・ジョブソンがオルガン弾くのならこのバンドもっと好きになったのでしょうが、シンセとヴァイオリンなんでね。このPVみてもジョブソンは実に忙しいです。手洗い推奨の「Danger Money」から。
https://www.youtube.com/watch?v=SwVVx5DwfrQ