Another Days

tomorrow's another day、some say …

ブラウンスミス、ギルベルトジル

【名曲リレー1089】ride#2 
■Circus Ride / Brownsmith('75)
 
シアトルのFirst Americanというインディーからリリースされ(モノクロジャケ)、その後Capitolから全国配給されたという(緑色が付いたジャケ)、ブラウンスミス唯一の作品。98年にヴィヴィッドからCD化されるまで存在も知らなかった1枚で、プレAORの中でもフォーキーな感じが心地いい。ドン・ブラウンとギャレット・スミスの2人を中心にした5人組で、全編似たような感じなので少々飽きるかもしれませんが、"Circus Ride"がベストトラック。朝の光を浴びながら聞きたいような曲。もうちょっと気候のいい朝にね。
 
 
【土曜日は世界一周】Can't Find My Way Home / Gilberto Gil('71)
 
セント・ヘレナからずーっと西へ向かうと南米です。ブラジルのバイーヤ州のサルヴァドール(Salvador)が一番近い大きな町。この町出身の音楽家ガル・コスタとかジルベルト・ジルとか。ブラジル音楽には素人同然ですが、二人とも名前は知ってます。ジルベルト・ジルは近年ブラジルの文化大臣も務めてた人で、70年の第3回ワイト島フェスにも出演しています。ただ英米の音楽からの影響を受けた音楽はブラジル国内では当時進歩的すぎて、当時の軍事政権から危険視され、70年にイギリスに亡命しています。当時ロンドンで録音されたアルバムには当時の心境と重なるようなブラインド・フェイスのこのカヴァーが入っていました。