Another Days

tomorrow's another day、some say …

スティルス、ヒレッジ

【月曜は発掘ライヴ音源(新)】For Whatever It's Worth / Stephen Stills('19)

権利関係が最近はゆるくなってて、ラジオ音源がハーフオフィシャルみたいな形でフツーにアマゾンで売ってたりストリーミングサイトで聞けますね。そういうのをちょっとやってみましょう。

今年出たというラジオ音源で、74年の3月8日のシカゴでのライヴ。ニュー・マナサスと言われた新バンドを率いた時期のライヴ。Atlanticの契約の埋め合わせで出た「Live」と同じ時期で曲もダブってます。おそらくはラス・カンケル(ds)、ケニー・パサレリ(b)、ドニー・デイカス(g,vo)、ジェリー・エイエロ(kb)、ジョー・ララ(perc)ではないかな?”Jet Set~Rocky Mountain Way”のメドレーは「Live」と同じ音源な気もします。スティルスも割とセットリスト固定派なので、おなじみの曲ばかりですが、4曲目からアコースティックセット。最後の”For What It's Worth”はラテンロック風にアレンジされてます。

https://www.youtube.com/watch?v=avILA7jARp8

 

 

【名曲リレー1097】spark#3

■Searching For The Spark / Steve Hillage('78)

ティーヴ・ヒレッジは、大雑把にいえばプログレ畑の人ですけど早くからテクノ方面、アンビエント方面、トランス方面へ触手を伸ばしてまして、同じ畑の大方の人たちとは違う動きをしています。ギターの可能性に挑戦しながら、ギターを超えてしまったギタリストという印象もあります。転機となった「Motivation Radio」('77)はスティーヴィー・ワンダーとの仕事で知られるマルコム・セシルのprodでした。ここに入った”Searching For The Spark”は、「Live Herald」のヴァージョンでは、ゴング時代のフレーズを盛り込みながら、弾きまくります。それでいて音楽スタイルはプログレの枠を超えてまして、他のカンタベリアンともまた違います(うまく表現できないもどかしさ)。相方ミケット・ジロウディの存在なしでは完成しなかった音楽でもあります。

https://www.youtube.com/watch?v=L6AIKHEVw5Q