Another Days

tomorrow's another day、some say …

フェアウエザー、スプーキー

【名曲リレー965】natural#3

■Natural Sinner / Fair Weather('70)

エーメン・コーナーから仲間を連れて独立したアンディー・フェアウェザー・ロウのバンドがフェア・ウェザーです。RCA傘下のアンダーグラウンドなレーベルNeonから出た唯一作(キーフのジャケットが素晴らしい)は、全然ピンときませんでしたがヒットシングルの”Natural Sinner”はいかにも70's初めらしい感じが素敵です。英国産ゴスペル・ロックとでもいいましょうか…

 

https://www.youtube.com/watch?v=Q8R1tsOUpk8

 

【火曜はカヴァー曲のカ】Society's Child
 
オリジナルは、67年にジャニス・イアンが14歳で書いたというナンバー。人種間のロマンスのタブーをテーマにしていて、アフリカ系アメリカ人のボーイフレンドを持つ白人の少女が、屈辱的な経験や白い目で見られるという社会的な圧力に耐えきれず、その恋を終わらせるという内容でした。これをデビューしたばかりのスプーキー・トゥースがカヴァー。2台のkb、タイプの違うvo(マイク・ハリスンとゲイリー・ライト)を配したユニークな音作りでした。デビュー作「It's All About」は、ヘヴィロックの2枚目に比べて、米国志向のアーシーなもの、サイケデリックでポップな作風でもありました。