【紫一家の50曲】41・Apache / Ritchie Blackmore('96)
96年に出たハンク・マーヴィンとシャドウズのトリビュート盤「TWANG!」に収録されたリッチーによるシャドウズの有名曲”アパッチ”のカヴァー。バイオ本にはシャドウズなんて興味なかったみたいな記載がよく見られますが、あの時代あのアクションもこそっと真似したような気がします。これはなかなか気持ちいい。
【名曲リレー793】LA#3
■LA Woman / The Doors('71)
ジム・モリソンをフィーチャーしたドアーズのラスト・アルバムで71年リリース。初期のドアーズにはあまり感じなかったブルーズの影をストレートに感じます。ゲストミュージシャン(ジェリー・シェフ(b)やマーク・ベノ(g))を加えたルーツロック寄りの1まいですが、やはりドアーズらしさもしっかり感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=JskztPPSJwY
【日曜トリオ】ハウディ・ムーン
74年に出たハウディー・ムーンの唯一のLPが始めて日本に紹介されたのは、77年のキング・レコードのロック名盤(目玉はジーン・クラークの「ホワイト・ライト」だった)シリーズだったけど、ヴァレリー・カーターはすでにソロデビューしており、その洗練された味わいとはかなり違う、いささか野暮ったいけど愛らしい(ジャケットではほっぺたパンパンの膨らんだヴァレリーが)一面が見られます。元フィフス・アヴェニュー・バンドのジョン・リンド、リチャード・ホーヴェイとの3人組ヴォーカル・グループで、prodはローウェル・ジョージでした。ジュディ・コリンズが取り上げた”Cook With Honey”でこのグループのことは知られるようになりましたが、むしろヴァレリーのシンガーとしての素質が開花したのは、77年のソロデビュー作でした。