Another Days

tomorrow's another day、some say …

FB3&バナナ

【名曲リレー1861】ain't#2

It Ain't What You Do It's The Way / Fun Boy 3 & Bananarama('82)

スペシャルズ解散後テリー・ホール、リンヴァル・ゴールディング、ネヴィル・ステイプルの3人が組んだファン・ボーイ・スリーとバナナラマが共演したシングル。なんとなく3対3の合コン的なムードのコラボです。これはバナナラマの”Really Saying Something"にFB3が参加した事のお返しみたいな感じでした。元々は30'sの古いジャズ曲なのだとか。

https://www.youtube.com/watch?v=0_kjctTbMHA

 

【先週の読書】

22006■万葉と沙羅 / 中江有里(文藝春秋)
女優さんで書物紹介の番組を長くやられてて本書いてること知ってましたが、読むのは初めての中江さん。通信の高校に入った沙羅がそこで幼馴染の万葉と再会し、読書をきっかけに自分の人生を見つめ直す~という話の連作集で、正直それほど期待はしてなかったのですが、「ごんぎつね」「クラムボン」「ハーモニー」(伊藤計劃)「廃市」(福永武彦)などのエピソードがちりばめられ、なかなかよかったです。表紙は中村一般という人のイラストで、結構好み(2021)。
22007■みちづれはいても、ひとり / 寺地はるな(光文社)
主人公が頑張る話もいいが、頑張らない話もいい。「みちづれは~」はともに無職で独身(一人は別居中)のアラフォー女性の隣人同士が頑張らない話。別居中の夫が行方不明で、見たという情報をもとに島を訪ねる後半からちょっとサスペンスもありますがそういう話ではありません。「ねえ、母親があんなふうだからとか、周りの大人が言うかもしれないけど、そんなの無視していいんだよ。大人が言うことが全部正しいと思ったら大間違いなんだから」という一節、寺地さんらしいなあと思いました(2017)。